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『女神様伝説』
【SM 官能小説】

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第2章-2

 痛い! 痛い!
 声にこそ出さなかったものの、私は心の中で悲鳴を上げた。しかしリサは遠慮なく打ち続ける。するといつしか痛みが快感に感じられるようになってきた。私は口をぱくぱくとさせ、不思議な喜悦に酔い始めた。
 そんな私を、リサは再び立たせ、ステージの中央らしき所へと戻した。そこで私は仰向けに寝かされ、足を広げさせられた。と言っても、足枷のため足首は広げられないので、膝だけを広げてガニ股に寝かされたのである。
 そしてその太腿に、リサは蝋燭の蝋を垂らし始めた。
 熱い、熱い! 痛い、痛い!
 一滴垂らされるごとに、ちくりとする熱さと痛みが肌を襲った。しかしまもなく、その熱さと痛みは、皮膚の内側で快感となって全身に伝わるのを私は感じた。またしても私はうっとりとし始めた。
 太腿だけではなく、腹、胸、乳房、腕へとリサは蝋を垂らす。同時に二ヶ所に蝋が落ちて来る。リサは両手に蝋燭を持って垂らしているのだろう。
 それから元の椅子に座らされて太腿を鞭で打たれたり、両膝と頭を床につけて、お尻を高く上げた格好で、そのお尻を鞭で打たれたりもした。その際には、股間に掛けられた縄が掴んで持ち上げられ、ただでさえ裂け目に食い込んでいる縄がさらに食い込んで痛かった。
他にもいろいろされたようだが、私はもううっとりと、されるがままにされているだけで、何をされたのかさえ定かではなかった。
 最後にリサは私を床に正座させ、自身は後ろに立って私のアイマスクを外してくれた。暗闇に慣れた目にスポットライトが眩しい。
 目を細めて客席を見ると、客の数は想像していたよりも多かった。性別は男女が半々といったところか。カップルで来ている客が多いのかも知れない。次に自分の体に目を移すと、縄で縛られた体中のいたる所に赤い蝋が点々と付着していた。
 リサは私の髪を束ねて留めていたゴムも外し、すすっと手櫛で梳いて元の髪形に戻してくれた。
「今日の彩香ちゃんに拍手!」
 リサが言うと、客席から割れんばかりの拍手が起こった。しかし私はそれに返礼することさえ忘れ、ただ頭が呆けたようにうっとりとしているばかりだった。
 やがて左右から幕が閉じられた。リサは私を立たせてくれ、そして二人で楽屋に戻った。
楽屋では谷本が待っていた。開口一番リサが言う。
「この子ったら、本番中にオマンコをびしょびしょに濡らしてるのよ。途中で気づいてびっくりしたわ」
「ほう、どれどれ」
 谷本はまたしても私の前にしゃがみ込んで、オマンコをじっくり観察する。私は恥ずかしくて前を隠そうとしたが、まだ後ろ手に縛られたままなのでそれさえもできない。そしてこういう恥ずかしいことを強制されているという状況設定が、私のオマンコをさらに濡らすのであった。
 谷本は私の股間に掛けられている縄に手を触れ、
「本当だ。縄がびしょびしょに濡れている」
 と言う。私はもう泣きそうなくらいに恥ずかしかった。
「他の子は、みんな、仕事だと割り切ってやっているだけなのに。こんな子、初めてだわ」
「な、リサ、俺の言ったとおりだろ。この子は正真正銘の真性M女だって」
「ほんと。谷本さんの目は大したものね」
 そしてリサは、私の首輪と足枷を外し、縄を解いてくれた。
私はほっと一息ついた。体にはまだ縄目の跡がくっきりと残っている。よほどきつく縛られていたのだろう。シャワーを浴びて、体に付着していた蝋を洗い流しても、この縄目の跡は消えなかった。
それから再び楽屋に戻り、ショーツを穿こうとしたが、あまりにお尻が痛むので、合わせ鏡で見てみると、お尻全体が赤く、そして所々青く腫れ上がっていた。
「うわっ、お尻がこんなになっちゃいました」
「ごめん、ごめん。今日はちょっと強く打ち過ぎたわ。だって、あんた、あまりにも気持ちよさそうな顔をしてるんだもん。ごめんね、彩香」
「いえいえ、リサ女王様に強く打ってもらって嬉しかったです」
「だろうな。あんなにオマンコを濡らしてたくらいだからな」
 と谷本。私は照れ隠しにえへへと笑った。リサも笑った。
 そして私は約束どおり出演料の3万円をもらい、ティックリラを後にして厚木の自宅へと帰った。


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