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黒の他人
【ラブコメ 官能小説】

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黒の他人<後篇>-4

「やぁっ だめぇっ!またイっちゃうっ……」

そう言ってその身体を俺の胸元へと密着させる加奈。
構わず俺は腰を突き上げ続けた。

「あっ だめっ そんなに突いちゃホントに……あっ あぁっ…… はあぁっ……」

いつの間にか言葉を失った加奈の身体が、波打つように激しく揺れた。
ゆっくりと腰の動きを止めるも、膣内はまるで痙攣するように何度も陰茎を締め付けあげている。

「ほらみろ?奥じゃなくてもイけるじゃねぇか?」

思い出したように息を吐きだす加奈。
けれど、反論する余裕もないのか、すっかり放心した状態でいまだその余韻に身体を揺らしている。

それを見た俺は入れ替わるように身体を反転させると、
正常位の体勢に切り替え、ゆっくりとまた腰を動かしはじめた。

「あっ んっ んんっ やっ はぁっ……」

半開きの唇から、力無い嬌声が漏れ聞こえる。
もうすっかり痛みなどないみたいだ。

「そろそろ俺もイっていいか?」

「んっ…… あ、でもっ 今日はその……」

「ああ、心配するな…… ちゃんと外に出すよ……」

この間は酔っていた事もあってかつい中出ししてしまったけれど、
こうも色々知ってしまった今となっては、さすがにそうもいくまい。

「……加奈?」

「は、はいっ」

「どこに出してもらいたい?」

「え?ど、どこって…… えと……ど、どこにでも?」

「バカ、どこにでもなんて言ったら顔にぶっかけるぞ?」

「んっ…… り、龍二さんが…… 出したいのなら……」

そう言って加奈はまるで覚悟を決めるようにギュッと目を閉じた。
ホント世間知らずと言うか、思い切りがいいと言うか。

そんな加奈の顔を見ながら俺は、ひとしきり激しく腰を動かした。
ギリギリのタイミングで腰を抜くと、加奈の手を取り陰茎を握らせる。

「そのまま擦って!」

「……え? こ、こうですかっ」

言われるがまま右手で俺の陰茎を擦り上げる加奈。
力加減も何もわからないその動きは、さすがに気持ちいいとはほど遠い。
けれど、いまこの瞬間、世間知らずのお嬢様が初めて男性器を擦り上げているのだ。
そう思うだけで俺は充分なほどに興奮してしまい、あっという間に快楽が昇り詰めてしまった。

「くっ…… イクっ」

そう言うが早いか俺は、勢いよく加奈のお腹に精子をぶちまけた。

驚いた様子の加奈は思わず手の動きを止めてしまうも、
すぐにそれが何かを理解するや、
ゆっくりとまた俺の陰茎を絞るように擦りはじめた。

加奈の小さな手の中で、ビクビクと俺の陰茎が蠢いている。

初めて目にした射精に興味津々な様子の加奈。
女の手で出してもらうなんてちょっと恥ずかしい気もしたが、
その初々しい姿を見れただけでも俺は、充分なほど満足してしまっていた。


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