黒の他人＜後篇＞-3
「し、失礼……します」
そう言って加奈は陰茎の先端を膣口に当てがうと、ゆっくりとその腰を下ろしはじめた。
挿入するのに失礼しますってなんだ？と、思わず笑いそうになるも、
恥ずかしさでいっぱいいっぱいな加奈を見てるとなんだか微笑ましい。
「あっ んんっ…… か、硬いっ」
「……そんなことまでわかるのか？」
「は、はいっ…… んっ それにさっきより…… おっきい……です」
その言葉に深い意味は無いのだろう。
男を喜ばそうとか、そんな計算出来るはずもない。
ただ感じるままに感想を述べてるだけなんだろうけど、男からすればかえってそれがエロかったりする
「んっ こ、これで…… あんっ いいですか？」
ゆっくりと腰を動かしながら、ちらちらと俺の顔色をうかがう加奈。
拙いながらにその動きはなかなかのもので、持ち前のスタイルのよさがいっそう興奮を誘う。
「自分が気持ちいいように動けばいいさ」
「で、でもっ んっ それじゃ龍二さんは…… んんっ」
「俺か？俺はだな…… あんたの気持ちよさそうな顔を見てるだけで充分気持ちいいよ」
「やっ…… んんっ そんな事言われたらっ はぁっ……」
加奈は恥ずかしそうに頬を赤く染めながらも、腰を前後に激しく揺らした。
擦りつけるように、中を掻き回すように、その動きはまぎれもなく自らを快楽へと導く動きだ。
「気持ちいいか？」
「あっ んんっ 気持ち……いいっ」
「イきそうなら我慢しなくていいんだぞ？」
「んっ だ、だって……」
「なんだよ？奥じゃなきゃ駄目なのか？」
「そ、そういうわけじゃ…… あ、やぁっ…… んんっ」
俺は両手で加奈の腰を抑えると、下から激しく腰を突き上げはじめた。
跳ねる身体に合わせるように、加奈の大きな胸が激しく揺れ動く。
大きすぎるとあまり感じ無いなんてよく言うけれど、これのどこが感じてないと言うのか。
持ち上げるようにそれを揉みながら、指先で硬く尖った乳首を攻めたてると、
加奈の顔はすっかり快楽に歪んでは、仰け反るほどにその身を震わせていた。