13-3
「んあっ.....ちょ.....元....ちゃん....」
抵抗する美帆に構いもせず、舌は耳を愛撫し、首筋を這う。
右手は腰をキツく抱き、左手はブラウスの上から胸をくすぐる。
「っは.....元ちゃん.....聞いてる...?」
問い掛けに答えない。
耳元で元の荒い吐息を感じる。
「....んっ.....シャワー浴びてないよぅ....」
美帆の声は届いていないのか.。
見る間にブラウスははだけ、荒っぽくソファに押し倒された。
正直、美帆はかなり興奮していた。
何時も求めるのは自分から。
しかし、今日は元から。
それも、いつになく荒く激しい。
スカートの裾から太ももを指で繊細になぞられると、美帆もいよいよスイッチが入ってきた。
「んん....ぃやっ.....」
不意に出た美帆のその言葉で、元は急に愛撫を止めた。
「イヤ?やめる?」
体を起こして見下ろされる。
口調は冷たい。
しかしその目は笑っている。
再び顔を寄せ、耳に息が掛かるかどうかの距離で、囁かれる。