集結エロス７-20
「皆さん落ち着いて下さい」
「落ち着けるわけないやろこんなん切れへんオモチャの包丁でどないせぇ言うんや」
「そうだまがい物も良いところだ！こんなの箸にも棒にもかからない」
役に立たないガラクタのような武器を渡され女たちは口々に不満を漏らす。
「まがい物では有りませんよこの武器は皆さんに合った最高の武器ですそれを今から説明します」
神城は女たちから使えない役に立たない武器と言われ女たちに適した最高の武器だと説明に入る。
「先ずはホワイトの武器、日輪錠、日輪の形をしたただのワッカに見えますが投げれば狙った的を確実に捕らえ、伸縮自在で的によって大きさを変える正やに捕縛率ナンバー１の武器です」
「心筋梗塞？南蛮漬け」
「心筋梗塞でも南蛮漬けでも有りません伸縮自在のナンバー１の捕縛率です、イエローの武器、月光針、見た目は注射器ですが相手に刺されば血を抜き取り、思い描くだけで注射器の中を色んな薬剤で満たし、三日月型の部位が着いている為、一直線だけで無くこを描くブーメランのように飛ぶ事も出来ます、正にダーツの得意なイエローにはピッタリな武器と言えます」
「成る程、私の思う通りの薬の調合か実に面白い」
「あっそのセリフ？確かガリエロだ！」
「それを言うならガリレオでしょう、次はレッドの武器、火炎唱(ファイヤーボイス)そのマイクで唱う事により相手の鼓膜を熱し更に熱唱する事で鼓膜から体中に歌声が振動して相手の体を自由に操る事が出来る」
「私の唄で操り人形を作れるのか？私にピッタリだ！」
「私も鮎釣りたい」
「だから鮎釣りじゃくて操りです、ブルーの武器、水流鞭、鞭の持ち手の部分にしか見えませんがエロス力を高める事で水の鞭に成り持ち手の意志で水を変幻自在に形を変える事が出来る正しく水のアートです」
「へぇ〜面白そう水のアート見せて上げる」
「えぇ〜とあぁ〜とミスの跡」
「水のアートですよ一々、苦し紛れにボケなくて良いですよ！グリーンの武器、樹木刀、これは切る包丁じゃなく生きる包丁です切った物に生命が宿り自由自在に切った物を操る事が出来る。例えば服を切れば服が生き物ように相手を締め付ける」
「おもろい切る包丁じゃなく生きる包丁ねぇいくら悪党でも切りつければ犯罪や切るじゃなく生きるおもろいおもろいでぇ」
「言い切るけどほっといて」
「そうじゃなくて生きる包丁ですよゴールドの武器、黄金晶、見た目は黄金の水晶ですがエロス力を高め念じれば雷雨、強風、津波、業火、吹雪などありとあらゆる災害を起こす事が出来る魔法の水晶、いやっ金晶です」
「何でも起こす金色の玉か？人の未来を生かす私にはピッタリだな」
「人のキンタマを潰す未来？」
「怖いな〜キンタマ潰したらダメでしょ金色の玉で人の未来を生かすと言ったんですよ、最後にピンクの武器、大地甲、普通の手甲に見えますがその手で触れた物を大きく重くし重圧で相手を押し潰す、また手のひらにエロス力を高めれば重圧の衝撃派で離れた位置から相手を押し潰す事が出来ます」
「成る程、ただの手甲では無いようだな百聞は一見にしかず納得した肉弾戦と遠距離攻撃、正に一石二鳥の攻撃、これ以上、言う事は無い」
「肉食いたいし遠慮しないだから一席もうけようかな」
「結局、最後まであなたは肉弾戦と遠距離攻撃、正に一石二鳥と言ったんですよ、ボケはほっといてスーツの鉄壁の防御に洗練された武器、そして莫大な報酬、どうやらこれで全員、納得出来ましたね」
神城は各自の武器の説明をし日村のボケにツッコミながら全員、納得したはずだと確信する。