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教室に戻った元は、山中からの話を鉄弥と暁生に伝えた。
誠の退学の可能性が低いことを聞いて、二人も安心していた。
て「でも、そうだよな。まっちゃんは悪くねーし」
あ「そうだね。どう見ても、その高畠ってやつが悪いしね」
て「しかも昨日の今日でもう面会出来るんだろ。行こうぜ」
は&あ「もち」
て「で、そいつらどうすんだ。げんちゃん」
は「決まってんだろ。徹底的に、シメる」
あ「だよな」
て「そいつらの退院いつだっけ」
は「木下ってのは早くて明後日。高畠は2〜3週間後だと」
あ「まっちゃんは......呼ばない方がいいか」
て「まだ腕が使えないだろうしな」
は「....あっちゃん、てっちゃん.....お前らは動かなくていい」
て「はぁ!?何言ってんだてめー!」
鉄弥の怒号に、クラスの視線が集まる。
あ「....てっちゃん、落ち着け」
て「ゲン、どういうつもりだ」
は「俺がやる」
あ「一人で?」
は「あぁ」
て「ふざけんなよ...」
は「テツは真紀ちゃんもいるだろ。誠も刺されたし、その上俺らもまとめて退学でもくらってみろ。また真紀ちゃんを泣かせんのか」
て「だけどよ....」
は「あっちゃんもだ。下手こいて首が飛ぶのは俺だけでいい」
あ「でもね、げんちゃんはそう言うけど、絢ちゃんも勿論真紀ちゃんも、俺らにとってもほんとに妹みたいなもんなんだよ。俺らだって、辛いし、苦しいし。ましてやまっちゃんは刺されてんだ。木下と高畠を消したい気持ちだって、一緒さ」
は「でもよ....」
会話が途切れた。