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【青春 恋愛小説】

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7-5

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教室に戻った元は、山中からの話を鉄弥と暁生に伝えた。


誠の退学の可能性が低いことを聞いて、二人も安心していた。




て「でも、そうだよな。まっちゃんは悪くねーし」

あ「そうだね。どう見ても、その高畠ってやつが悪いしね」

て「しかも昨日の今日でもう面会出来るんだろ。行こうぜ」

は&あ「もち」

て「で、そいつらどうすんだ。げんちゃん」

は「決まってんだろ。徹底的に、シメる」

あ「だよな」

て「そいつらの退院いつだっけ」

は「木下ってのは早くて明後日。高畠は2〜3週間後だと」

あ「まっちゃんは......呼ばない方がいいか」

て「まだ腕が使えないだろうしな」

は「....あっちゃん、てっちゃん.....お前らは動かなくていい」

て「はぁ!?何言ってんだてめー!」




鉄弥の怒号に、クラスの視線が集まる。




あ「....てっちゃん、落ち着け」

て「ゲン、どういうつもりだ」

は「俺がやる」

あ「一人で?」

は「あぁ」

て「ふざけんなよ...」

は「テツは真紀ちゃんもいるだろ。誠も刺されたし、その上俺らもまとめて退学でもくらってみろ。また真紀ちゃんを泣かせんのか」

て「だけどよ....」

は「あっちゃんもだ。下手こいて首が飛ぶのは俺だけでいい」

あ「でもね、げんちゃんはそう言うけど、絢ちゃんも勿論真紀ちゃんも、俺らにとってもほんとに妹みたいなもんなんだよ。俺らだって、辛いし、苦しいし。ましてやまっちゃんは刺されてんだ。木下と高畠を消したい気持ちだって、一緒さ」

は「でもよ....」


会話が途切れた。



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