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南国の天使〜なつ子ふたたび
【ロリ 官能小説】

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Dancing With Mr.D-1

 日もまだ高い午後、まだ人もまばらな歓楽街の片隅、上半身裸の女性が踊っている写真が掲げられていたパブに入った。

トップレスダンサーが人気のショーパブのような感じで、半円のステージから3本の放射状の花道が儲けられ、

ステージかぶりつきにカウンターと椅子が備え付けられている。

「今夜、ステージで踊ってみようか?」

「え?ええッ?」

トップレスでダンス披露?

なつ子は意外な段取りにビックリ。

支配人らしき人物と監督とヤンさんがなにやら話して、ひとりの女の子を連れて戻ってきた。

「この子はハリちゃん。簡単にダンスを教えて貰って」

タンクトップにハーフパンツ姿で16歳になったばかり、店の最年少ダンサーである娘が紹介された。

さっそく店の裏庭に回って、ダンスの即興講習を受けることに。

Tシャツにホットパンツ姿のなつ子は、言葉はわからないものの身振り手振りで教わる腕や脚の基本的な動きを練習。

腰のクネクネや首のシャキッとした動きなど、島独特の舞踊を基にしたオリジナルのダンスということ。

バレー部の持ち前の運動神経で、器用に真似してふりを覚えていく。

だが、胸を張って左右の肩を交互にクイックイッと前後に動かす動作では、なつ子はできているつもりでもハルから何回もダメ出しされた。

するとハルがさっとノーブラのなつ子の胸に触れて、プルンプルンを上下に揺らしたのだ。

「あっ、そうや、トップレスダンスやから、オッパイを揺らすようにやんないとあかんのか?」

2人とも服を着ていたからわかりにくかったが、たしかにハルが肩を前後に動かすとオッパイが揺れているのがわかる。

脚を開いてしゃがんで後ろ手に身体を支えて腰を浮かしてお尻をグラインドさせる踊りも、反対にうつぶせになって四つん這いになってお尻を突き出してグラインドさせる踊りも、簡単に真似をして飲み込みが早かった。

「あはは、めちゃくちゃエロい踊りやなぁ」

といいつつ、嬉しそうに何度もクネクネとグラインドに磨きをかけていた。

 とっくに夕方になったとはいえ、まだ南国の太陽は沈みかけ。

しかしビーチでエンジョイしていた観光客は、そろそろ歓楽街に移動し始める時間。

トップレスパブの看板にもネオンがともり、各国入り乱れた客層で賑わいだした。

なつ子ら一行はかぶりつきのカウンターで、おのおの飲み物を飲んでくつろぐ。

ショーの1回目はここで実際のステージ見学し、撮影のスポットやアングルを検討することに。

照明がややうす暗くなると店内の民族音楽のボリュームが上がり、ステージにスポットライトが浴びせられる。

さっきまで客と対応していたウェイトレスの半数が、支度を終えてステージの左右から踊りながら登場する。

キラキラ光る髪飾りや、輝くイヤリング、黄金色の首輪や腕輪や足輪、腰で結んだ民族織りのパレオ、ビキニパンツ。

顔には色とりどりのペインティングでアクセントをつけ、トップレスでオッパイを揺らせるダンス。

もちろん、さっきのハルもエキゾチックなメイクを施して最年少ダンサーとして参加している。

「うわっ、ハルちゃん、思ったよりオッパイでっかいやん」

さっきはブラをしていて気づかなかったが、他の年上のダンサーと引けを取らない乳房が上下に踊る。

「あれなんや?縛られてるみたいで、ちょっとエロいやんかぁ」

ダンサーの二の腕、太腿、お腹のおへそのあたりの上下などが、身体のあちこちに細い紐が結ばれている。

「SMやないで、すぐにわかる」

監督が笑いながら答えた。

やがてステージでクネクネ踊りをしていたダンサーらが、思い思いに放射状の花道に分かれていく。

そしてカウンターの客に向けて、後ろ手に支えて腰を落としてグラインドを始める。

すると客がダンサーの太腿に手をさしのべ、結ばれていた紐と肌の間に紙幣を挟み込んだ。

歓声と口笛が飛び交うなか、ダンサーは一転、客のカウンターに身を乗り出すように体勢を変え、顔の目の前で大きなオッパイを揺らす。

花道のあちこちで、ダンサーの身体のあちこちに結ばれた紐に紙幣が挟まれていく。

「な、おひねりってやっちゃ、チップ、踊り子はこれで生活しとる」

交互に花道を移動しながら、ダンサーは踊りつつも器用に目の前の客サービスに努める。

「すっごいなぁ」

感心してポカンと見とれるなつ子の目の前にハルがやってきて、お茶目そうにオッパイを特に大げさに揺らした。

目を見開いて驚くなつ子の横から、監督が紙幣をハルの下腹部の紐に挟み込む。

にっこりほほえんだハルが、監督にではなくなつ子にチュッとキスをして、今日最初のショーが幕を閉じた。

「うわぁ、うち、あんなん、揺れへんよぉ」Tシャツの上から自分のオッパイを掴んで、なつ子がため息をつく。

郁子が「大丈夫、なつ子はゲストの子供扱いにしてもらってるから」

今のステージを見た限りでは、その意味がまだわからずにいたなつ子だった。

監督と郁子とヤンさんが打ち合わせをしていると、ウエイトレスの数人が奥に引き上げていく。

「そろそろ次のステージの準備だな」

監督に促され、なつ子は郁子とともにハルの案内でステージ裏に。


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