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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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今の晴菜と今の俺-8


こんな提案を女の間宮から持ってくるとは思わなかった。

この条件は男にとっては都合がいいけど・・・
間宮にしてみたらどうなんだろう・・・
そんな風に考えていた俺に間宮はさらに言葉を続けた。

「私も今は恋人を作る余裕はないわ。
プロジェクトが忙しすぎるもの。
だからといって完全なセフレじゃ寂しいでしょ?
多少の心の通いはほしいわよね?
お互いの利害は一致してると思うけどな」

利害・・・・

利害で付き合うっていうのか?
間宮と・・・?

「だから、これは告白ではなくて提案よ」
「提案・・・」
「いくら仕事が忙しいからって
たまには暇な時間もあるでしょう?
残業が終わった後に飲みに行きたいときもあるでしょう?
私は、あるわ。
だからそんな時間のパートナーよ」

なんだか本当に都合がいい提案に思えたが
都合がいいのは俺だけではなくて
間宮にとっても都合がいいらしい。

「私は、矢野君に本気にならないわ。安心して。
結婚するのはかわいい子を選べばいいじゃない?私は気にしない。
とりあえず、やってみない?」



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