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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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今の晴菜と今の俺-7


間宮はかわいく酔うわけでもなく
酔った振りしてしだれかかるわけでもなく
ただひたすら、酒に強かった。
そこで、とうとうと間宮の出世欲を聞かされた。

帰国子女の間宮は、それは輝かしい学歴を持っていて
男女平等で出世できる海外資本の商社を就職先に選んだと
息巻いていた。
俺は、話を聞きながら笑ったんだ。
こんな風に本音を男に言うやつっているんだ。
性欲より出世欲だと、男に言う女がいるんだ。

と、愉快になり俺も俺なりの出世欲を語った。

「ね?私たち、付き合わない?」

何杯目かのビールジョッキを飲み終え
次をたのみ終えたところで間宮が俺に「提案」した。

「あ〜・・・今特定の恋人要らないんだよね」
「めんどくさいんでしょ?」

俺の返事に『分かってるわよ』とでも言いたげに、ニヤニヤしながらさらに聞いてきた。

「ま、ね。仕事優先にすると女はめんどくさい」
「私も。同じ」

女をないがしろにしているかのような俺の発言に
間宮は同じくうなづいたんだったな。

「残業だって言うのに『男だろ?』の発言にはうんざりよ・・・」

わざとらしいほどの大きなため息をついたあと、ビールをグビッと一口飲んだ。

「だから。私と恋人未満セフレ以上の関係にならない?
もちろんお互いに第一優先は仕事」




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