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9歳差のジレンマ
【幼馴染 官能小説】

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今の晴菜と今の俺-5


翌日・・・
「矢野君。これ。昨日言ってたデータ。店舗別にグラフにしてあるから」

同じ部の間宮が朝一番で書類を持ってきた。
間宮と付き合って半年。
会社には内緒のレンアイ。

内緒の社内レンアイを続けるコツは
本気にならないこと・・・

間宮は俺に本気にならない。
俺もたぶん、本気にならない。

ああ見えて・・・
って見た目どおりか・・・
間宮は出世欲の塊だ。
女にしておくのは惜しい。

男だったら一緒にもっといい仕事ができたかもしれない。

質のいいストライプの生地のブラウスを
第二ボタンまで開け腕を捲り上げて
紺のタイトのスカート。

黒いヒールをはいた背は170近い。
見た目だけで「できる女」だと主張してる。
間宮は無理してこの格好をしているわけではなく
性格からにじみ出ている
出世欲を隠そうともしない。

そこが好きだ。

ほかの女のように
こびなければ
こっちが気を使う必要もない。
残業なら「残業」の一言でデートのドタキャンもOK。
お互いさまだから。

それを寂しいと感じる暇がないほどお互いに仕事が大好きだし
仕事に没頭している。



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