第一章落城-1
佐賀洋治と妻明美は町工場といえ特殊技術の特許も持つ優良有限会社を経営して地方のライオンズ倶楽部会員、福祉協力会員夫婦として会社経営のかたわら自治体のあらゆる会合に呼ばれる有力者だった。
そんな夫婦にも心配事が一つあった。
大学にいかしている娘萌が家庭に寄り付かない事だった。
萌は洋治の前妻の子であった。
洋治が工場を初めて苦労惨憺している時に一緒に苦労してくれた妻との間に産まれた子供で幼児の頃は苦労さした娘だった。
そんな妻が余りの苦労に嫌気がさしたか萠が6歳の時に近所の工場の工員と駆け落ちしてしまった。
それだけではなく酷い話しだがその工員はそのままその工場で働き続けて妻は同じ町に住み続けている事だった。
何回も話しあったが妻の心は戻らず最後は工員が働く社長から酷い蔑みの言葉を投げつけられて悔し涙を流して別れた。
その工場は中堅企業の有力会社でとても洋治には太刀打ちはできなかった。
その会社の腕のいい工員だったから社長も横車を押したんだろうと近所の噂になり洋治は一層辱しめを受けた。
やけ酒に溺れていた洋治の相手になってくれたのがピンサロのホステスの明美だった。
やけ酒に溺れている洋治に抱かれ慰めてくれる明美と結婚してから洋治は偶然に特殊技術を発見し今の会社の隆盛を見ている訳で世間は上ゲマンの明美と呼んでいた。
そんなピンサロホステス、上ゲマンの明美を嫌がり寄り付かない娘萠が夫婦の悩みの種だった。
上ゲマン明美は洋治の欲する事はなんでもしてくれた。
アナルセックスであろうがSMマガイの事もしてくれた。
ある日「俺の御聖水を飲め」といったら男根をクワエテ一滴残らず呑み長い間男根とアナルを舐め続けてくれた。
洋治がそんな明美に首ったけになり前妻の事などはすっかり忘れているのも萠が不潔だと嫌う一面のようだ。
萠の嫌がらせかとんでもない事をしてくれたのは、会社の機密ファイルを前妻の男に渡してしまった事だった。
前妻が上手くそそのかしファイルを持ち出さしたのかも知れない。
前妻の男はファイルを手にして社長に取り入るだけに留まらずに萌まで差し出し二人で犯してしまったらしい。
今では毎日親子丼と称して工場の社長と二人で叶と萠を犯しているらしい。
町中に噂が流れ前妻と萠が社長の男根を取り合っているらしい。
社長と腰巾着の工員は夜の酒の肴に叶と萠に相撲をとらせ勝った方から男根を与えているらしい。
特殊技術に少しの変化を加えて特許を取ったその工場が価格をダンピングしだし狙い打ちのように洋治の会社を潰しにすかかった。
あっという間に洋治の会社は火の車になった。