モンスターVSモンスター 中編-11
次に田口はフェラチオをさせる。半剥けのペニスをくわえさせ色々と教える。一般的な事だ。舌の使い方、歯を立てるな、唇をつぼめて密着させろ、玉も舐めろ…美樹にひとつずつ教える。
「まぁフェラチオは経験だよ。これからみっちり教えてあげるよ。」
そう言ってペニスを抜く。そしていよいよセックスだ。
「どう?樽美首に犯られる前とは気持ちが違うでしょ?僕とは早くヤリたいんじゃないの??」
「え…あ、う、うん…」
その通りだ。早く入れて欲しくてたまらない。健介の時との違いが良くわからないが、とにかく嫌ではない。
「それは僕が美樹ちゃんに苦痛を与えるにんげんじゃないと美樹ちゃんが認識した証拠だよ。美樹ちゃんは僕を気持ちよくしてくれる人だと認識したって事さ。」
「…そうかも…。」
体が覚えた快感。もっともっと感じていたくなっていた。頭をからっぽにすれば、もはやヤリたくてヤリたくてしょうがなかった。そんな美樹を田口は弄ぶ。
「じゃあまず佐川のチンポをしゃぶって、勃ったらセックスしなよ。僕が入れてやるのはそれからだよ。」
「そ、そんな…」
「じゃあ入れてやらないよ?」
「…」
我慢出来ない美樹。気づくと慌てる佐川の下半身を脱がしペニスをしゃぶっていた。
「あ…あ…き、きもちいひぃぃ…」
佐川は生まれて初めてのフェラチオに力が抜けそうだった。田口の教えを忠実にこなす美樹。初めての女の口を味わう佐川にはたまらない。勃起するまでに時間はかからなかった。
「して…?」
美樹がベッドに寝る。
「!!」
親から受け継がれる遺伝子の中の男の本能に体が動く。メスの穴を目指して美樹の股を開き肉柱を押し当て穴を探る。
「ここか…!?違う…、ここ!?ち、違う…。これか!?」
全体重をかけ思い切り突き刺す。
「ああっっんっっ!!」
「は、入ったぁ…!あ、ああ…きもちいひぃ…!」
腰が砕ける程の快感だ。性に目覚める前に童貞を捨ててしまった佐川。大人になったと同時に長きに渡る田口の相棒…すなわち新たなレイパー誕生の瞬間だった。田口と同様、覆面レイパーとして恐れられる男になる佐川の初体験はホロ苦だった。
「うっ…!うっ…!」
入れて5秒…出てしまった。頭が真っ白で何も分からないが、全身を覆うとんでもない快感が衝撃的だった。体をビクンビクンさせ初めてのエクスタシーに圧倒された。
「精通したね、佐川!おめでとう!」
その言葉の意味も分からないし、応える余裕も全くなかった佐川は美樹の体の上にぐったりと横たわっていた。