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ノスタルジア
【女性向け 官能小説】

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ノスタルジア-3


「凛。僕、夏休みに1週間ほど田舎に帰ってくる」

エッチが終わって二人でベッドで横になっている時
シンイチが言った。

「うん。さみしいけど気をつけてね」
「うん。毎日電話やメールするから」
「浮気しちゃだめだよ」
「浮気?僕が?」

そう言いながら笑ったシンイチの笑顔が本当に好き。
「ね・・・あの子も帰ってるのかな・・・?」
あまり聞きたくなかったけど
確認しないではいられなかった。
そう。あの子。
シンイチをシンちゃんって呼ぶ、あの子・・・

「あの子?・・・?あ。ミチル?」

「・・・・うん」

あたしのいないところであの事二人きりになってほしくない。

「う〜ん・・・田舎だからさ。お盆の時期に皆が集中して帰るのは
仕方ないよね。でも心配いらないよ。
ミチルとは何でもないって」

そう言いながらあたしの髪をなでてくれる。

「僕の方が・・・僕の方が心配。凛、モテるから」
「平気だもん!」
「凛は信用してるけど、男を信用してないんだよなぁ〜・・・」
「平気!」
「だからさ・・・シルシ。つけておいたから」
「え?」

あたしは思わず首筋を隠す。
さっき軽くしびれたのはキスマーク?

「もう!実家に帰れないじゃん!」

怒るあたしをシンイチはほほ笑んで見ていた。




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