ノスタルジア-13
シュウは・・・・
高校時代からのセフレで・・・
あたしに彼が出来ても何も言わないで。
別れたらまたいつの間にか隣にいて・・・
「俺さ?凛が初めての女だよ。知らなかったでしょ」
シュウの告白にうなづくことしかできない。
あんなに高校時代からモテていたシュウの初めてがあたし?
「おまけに・・・凛しか知らない」
ええ〜・・・うそ・・・
「凛に彼氏が出来るたびに女と遊んだけど
最後まで出来なかった。俺凛じゃないとだめなんだ」
シュウの激白に何も言えない。
でも・・・
でも思い返してみれば
最後にシュウにあったとき以外は
宝物のようにシュウに抱かれた。
優しく極限までやさしく
あたしの身体中を知り尽くして
いつくしむように抱いてくれてた。
だから・・・
あの無理やり抱こうとしたシュウが怖くなったんだ。
「俺がそばにいてやるから。
泣きたいだけ泣いてもいいから」
そう言うと大きく両手を広げて
「おいで」
と静かに言った・・・