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ノスタルジア
【女性向け 官能小説】

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色々な初体験-7

「お前、凛に何やってんの・・・?」

走ってきたからか息も絶え絶えにアドバイス君に突っかかった。

「可愛いから抱きしめてんの」

いかにもチャラそうな言い方であたしの事をさらにぎゅっと抱きしめる。

「離せよ」

「なんで?」

「良いから離せよ」

「なに?凛さん、遠藤のものなの?」

三人が一瞬動きを止めた。

あたしは、遠藤君のものなの?


その時、遠藤君を追ってあたしたちのところにさっきの女の子がたどり着く。

「シンちゃん・・・・」


しんちゃん、って呼んでるんだね。

なぜか身体の力が抜けた。
あたしが呼びたくても呼べない名前をさらりと呼ぶ女の子。

遠藤君があたしを好きって自惚れだった・・・・?


遠藤君はその子には見向きもせずにアドバイス君を睨みつける。

「凛は・・・・・凛は僕のだから」

始めはためらいがちだったのに
はっきりと聞こえたその言葉を1番信じられなかったのはあたしかもしれない。

「シンちゃん・・・・」


「だから、離せよ」
そう言いながら遠藤君はアドバイス君の腕の中からあたしを引っ張り出してくれた。

あたしをしっかりと抱きしめてそして
「大丈夫?」と顔をのぞきこむ。

やめて〜〜
顔!顔が赤いと思うの!

「待たせてごめん。行こうか」と小声で耳元でつぶやくと
しっかりとあたしの腰に腕をからませて
これでもかってほどの密着で歩き始める。

「りんさ〜ん。お礼は可愛い子との合コンセッティングでいいですよ〜」

と、遠くにアドバイス君の声が聞こえた。



ばか・・・・





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