ほんのはじまりにすぎない-5
毛が生え始めた小学6年生の割れ目は徐々に広がるが、肉厚で中身までは見えない。
ゆうとヤンキー姐さんが長椅子に並んで座り、浅く腰掛けて脚を開いて互いのオマンコの比べっこをしているよう。
「もういいだろ? 電話切るよ、プールから上がってこっちはまだ更衣室で素っ裸なんだから」
携帯に向かって言い放つと通話を切ってなにやら操作をするとさっと目の前にかざし、鏡に向けてカシャっとシャッターを切った。
ヤンキー姐さんは携帯の画面を自分で確認すると、さっと手を伸ばしてゆうに画面を見せた。
「これ保存してもいいか?」
画面には鏡に映ったゆうと姐さんが素っ裸で脚を広げてオマンコ丸出しのあられもない姿が。
身長は163cmのゆうとほぼ変わらない姐さんだが、まだ小6で子供顔で幼児体型の自分と比べてダイナマイトボディを惜しげもなく晒していた。
鼻をピクピクさせながら、声にならない返事で頷く。
「よっし、内緒な」
自分でも顔が真っ赤になって興奮しているのがわかるが、続けて声に出せずにただ頷く。
「あっしのまんこの毛、男に剃られた。これも内緒な」
ゆうは大きく頷く。
「あと、さっきここでオナしてたのも内緒な」
『やっぱ、わかってたんだ! 見られてた!』
「女の約束、破ったらダメだからな」
長椅子から立ち上がると、タオルで身体を拭きながら自分のロッカーに戻り、テキパキと下着と服を着始める。
「おっまったせぇ」
ショートカットの子が戻って来た。
抱えた3本のペットボトルから烏龍茶を抜き取ると、キャップを取ってクビっと一口飲む。
「遅い、うめぇ、ずっと裸で待ってたんだぞ、この子」
笑いながらまだ裸で長椅子に座るゆうを指さし、
「顔作ってくる、このまんまじゃ外出られない」
ヤンキー姐さんは化粧ポーチを手に洗面所へ。
「なにぃ、あんた、ひっどい」
ショートカットの子は2本のペットボトルを差し出し、
「どっちでも好きな方飲んで。あのヤンキーババァにいじめられなかった?」
長椅子に座って脚を開いたままのゆうに、心配そうに声かけた。
「あ、いや、そんな」
「気にしないで、あいつからあとで金出させるから」
急展開にとまどいながらも、緑茶を受け取る。
「背泳ぎ専門? 市営プールよく来るの?」
競泳水着の跡を残して日に焼けたゆうの素っ裸を上から下まで見回しながら部活の話を始めた。
どうやら県立高校の水泳部らしい。
「そろそろ行かないと」
ヤンキー姐さんが戻って来たが、眉毛を描いてリップを塗ったぐらいでも、さっきとは印象ががらりと変わった。
まだ素っ裸のゆうと、横に座るショートカットの子の間に顔を割り込んで声を落として、
「過激にオナやり過ぎると、こいつみたいになっちゃうから」
ショートカットの子は持っていたペットボトルで、ヤンキー姐さんの頭をゴツンと、
「てめぇ、一回ぶっ殺されてぇのか?」
怒りをかわすように、ヤンキー姐さんは素早く出口から走り去る。
「またなぁ」
ショートカットの子もヤンキー姐さんの後を追うように続いて更衣室を後に。
ゆうは素っ裸で長椅子に脚を開いて座ったまま、豊満な身体を鏡に映した状態で半ば放心状態で2人を見送った。
午後の一番暑い時間のピークを過ぎたとはいえ、全速力で自転車漕いで家までたどり着いたゆうは、汗ばんだ服と下着を脱ぎ捨てると、親が使っている電マにタオルをかぶせていつものようにまたがった。
ハンディタイプではなく、四角くて取っ手が四方に付いている大型の電気マッサージ器だ。
小4の時に馬乗りになって遊んでいて快感を覚え、そのまま初めて絶頂を迎えた思い出深い電マでもある。
部活の練習があるのに腋毛の処理を怠ったために連鎖して体験した今日1日の出来事を思い出しながら、日課の電マオナニーに没頭した。
幼なじみの女の子とお姫様と悪人ごっこをしてから、レズというわけではないが女の子同士のエッチな遊びにハマったこともあった。
たいていは大柄なゆうが悪人役で、幼なじみの女の子が捕まった女の子の役。
捕まって助けを求めるお姫様のおっぱいを揉んだり舐めたりするのはゆうの方が多かった。
たまにお姫様の役になると、おっぱいを揉まれたり舐められたりすることに快感を得て、下腹部がぎゅっと熱くなることも覚えた。
さらにエスカレートすると、おっぱいを舐められている幼なじみが、自分の指で股間を刺激するようになっていった。
幼なじみがとの女の子同士のエッチな秘密の遊びが、ゆうのその後のエロい妄想に影響を与えたのは確実だった。
引っ越しして転向してしまった幼なじみとは、めったに会えなくなっていたが、腋毛の処理忘れから派生してそれ以上の刺激的な体験をしてしまった。
共働きの母親が夕食の準備に間に合うように帰宅するまでは、まだまだ十分な時間があった。
家で一人で、思いっきり電マオナを堪能できる。
今日のオカズは金髪のヤンキー姐さんだが、決してレズっている場面を想像するわけではない。
姐さんの陰毛を剃ったという“男”が、グラマーな姐さんのおっぱいを吸って無毛のまんこを貫いているところを想像して…。
電マにまたがる豊満で体格の良い小6女子児童が、のけぞるように絶頂を迎え、やがてぐったりと崩れ落ちて横たわった。
ゆうにとっての忘れることのできない長い夏休みの、ほんのプロローグであった。
つづく