恋-16
「んア゛!やぁっ……それ……ダメぇっ……!」
2つの穴を同時に攻められ、カリーは目を見開いて喘ぐ。
身体いっぱいの快感に涙が止まらず、次々とカリーの頬を流れ落ちた。
「すげ……お前の泣き顔ゾクゾクする」
いつもおちゃらけてばかりのカリーが涙を流して喘ぐ姿に、ゼインはゴクリと生唾を飲む。
「ひっあっ……い…じわるうぅ〜…」
ゼインの顔は悪戯っ子を通り越して悪魔の顔……その表情にもキュンとしてしまう自分は、もしかしてマゾなんじゃないかと思ってしまうカリー。
しかし、そんな考えは与えられる快感によって一瞬で霧散して消えた。
「ひあっああぁだめぇっ!」
「止めようか?」
「やだ やだぁ……気持ち……良いぃっ気持ち良いのぉっ」
やっと素直になったカリーにニヤリと口角を上げたゼインは、彼女を追い詰めるべく激しく動き出した。
「あぁっ?!激っ……ダメっ壊れ……っやあ…お尻でイッちゃ……あっアアアァーーーーーーーーーーっ!!」
「あ」
ぎゅうっと搾られたゼインは抜くタイミングを過って、一番奥で弾けてしまった。
「ひにゅうっ?!や……あ……あつぅ」
ドクドクと注がれるゼインの熱い液体が、逆流する事なくカリーの中にとどまる。
「は…あ……悪ぃ」
口では謝りながらも、ぶるっと腰を震わせて最後の一滴までカリーに注ぐゼイン。
「う……やば……お腹痛い……」
「はは……やっぱり?」
初めてのアナルセックスでこんな事をしたらどうなるか分かっていたのだが、つい、思わず……と言った所だ。
「うぅ〜…どうすんのよぅ……」
トイレに駆け込みたいが、正直足腰が立たない。
カリーは赤い涙目でゼインをちらりと睨んだ。
「このまま連れてってやる」
「うにぃっ?!」
ぐいっとカリーを持ち上げたゼインは、繋がったままカリーを運んで行く。
「ひっうっ」
萎えてはいるが排泄口に感じる異物感に、カリーは必死になって耐えた。
「抜くぞ?」
トイレまで来るとゼインはカリーから抜けて、彼女を便座に座らせる。
「は、早く出てって!」
カリーは慌ててゼインを個室から追い出し、最悪の事態を何とか避けた。
「風呂で待ってっから」
ニヤニヤと笑うゼインはそう言い残してトイレを出ていく。