〈悲哀奴隷・銭森瑠璃子〉-12
『どうだ、麻里子姉さんをレイプしたチ〇ポは美味いか?』
専務は肉棒を引き抜くと、またも非情な質問を投げ掛けた。
いくら心の中でどう思おうと、瑠璃子は答えなければならない。
それは正に言葉の暴力であり、言葉の拷問であった。
「姉さんを…ゲホッ……レ、レイプ…した…ち、チ〇ポは……美味しいです……」
その台詞を聞いた専務は瑠璃子を蹴り倒すと、その身体を脚の間へと滑らせた。ベチャベチャに濡れた女性器といきり立つ男根……二つの“関係”に説明は不要だろう。
『さあて……これからどうして欲しいんだ?』
分かりきっている事を専務は聞いた。
自ら淫らな言葉を言わせ、笑い者にしたいのだ。
(嫌……もう言いたくない……言わせないで……)
命令など聞きたくない。
しかし、聞かねばならない。
無意味な葛藤は時間の経過では解決にはならず、既に決定事項なのだと改めて思い知らされる……瑠璃子はもう、自らの意思を持てない奴隷と同じなのだ……。
「……ち、チ〇…ポ……欲しい…です……うぅ……うう……」
すっかり従順になった瑠璃子を軽蔑の眼差しで見ながら、専務は肉花をだらし無く開花させた秘穴に亀頭を押し当てた。
膨らみも少なく小さな割れ目……それは力を込めて肉棒を押し込むと、ゴムのように伸びて飲み込み始めた。
(い、嫌あッ!!誰か止めて!!助けてぇ!!!)
瑠璃子はグシャグシャに顔をしかめ、首を左右に振って儚い抵抗を示した。
こんな男のモノなど欲しくない。
出来る事なら刃物で切断し、この男達もろとも外界に広がる海に投げ捨ててやりたい。
いくら願っても、それは願望の域を出る事はない……数年前の夏帆から始まった銭森一族の悲劇は、瑠璃子だけを特別扱いはしなかった……。
(やめてぇッ!!駄目!!駄目えぇ!!!)
しっかりと伸びた秘穴はあの巨大な肉棒をガップリと飲み込み、精液を強請るように肉壁を亀頭に絡み付かせた。
『ん……まあまあかな?やれないコトも無いか?』
専務は不満そうに軽口を叩いたが、その目尻は快感に痙攣していた。
小さいながらも伸縮性に富んだ瑠璃子の性器が、具合が悪いはずがない。
だが、それを認める訳にはいかない。
何故なら、本来の獲物は春奈だったからだ。
八代の我が儘な嘘に騙され、やむなく瑠璃子に変更しただけに過ぎない。
架純が春奈の代用品なのではなく、瑠璃子が春奈の代用品なのだ。