近藤→遠藤-3
「は?」
納得がいかない顔であたしと近藤君を見比べて
「この前連絡取れなかった日、コイツのせい?」
と近藤君をジッと見つめる。
「あたしにお礼をしてくれるみたいだから」
しばらく黙って近藤君を睨みつけたあと
「日付が変わる前に凛を送り届けろよ?」と
怖い声で言い放つ。
「シュウは過保護なの」
と苦笑いして見せれば
近藤君も苦笑いして「行こうか」と私の手を引いた。
連れてこられたのは
およそ、おしゃれな場所とは程遠くて
なんだか田舎の食堂のような感じ。
思った以上においしい料理をどんどん食べているあたしに
「片山さんってずっとこっち?」
「そうよ」
「やっぱりね。なんか違うもん」
なんて言うからじっと近藤君を見つめると
「なんていうかさ。僕らとはちょっと違うっていうか・・・」
と、続ける。
「それってさ?なに?どーゆー意味?」