世界中の誰よりもいちばん-11
「それは? 何ですか?」
「そ、それはっ …………あっ そ、その前にっ…… その…………
ホントにもう我慢がっ………… やっ…… た、頼むからっ…………」
震えた声でそう呟きながら、地ベタにペタリと腰をつけ、
激しく太股を痙攣させる秋子さん。
かれこれ三十分近く我慢しているのだ、もうとっくに限界なのだろう。
それでも僕はおもむろに秋子さんに近づき、両手で太股を大きく開かせると、
非情にも腹部を軽く刺激しては排尿を促させた。
「ここで出してください?」
「やぁっ………… も、もうホントに………… ゆっ 許して………… はぁっ……」
口を半開きにしたまま、見えない僕に必死でそう哀願する秋子さん。
けれどその刺激に耐えきることは出来なかったのか、
全身を大きく震わせるや、ちょろちょろとせらぎをたてながら、
秋子さんの秘部からは生暖かい小水が垂れ流れはじめた。
「あっ…… やぁっ………… み、見ないで………… んんっ……」
色素の薄い陰唇を掻き分け、少しずつ勢いを増しながら、
僕の目の前で恥ずかしそうに放尿する秋子さん。
唇を噛みしめ、悔しそうに顔をうつむけたまま、
誰に見せるとも思っていなかったであろう痴態。
僕は不思議な気分でその姿を見下ろしながら、
不覚にもどこか興奮してしまっているようだった。
「ぐす………… こんな辱めを受けるなんて…………」
「お嫁に行けない………… ですか? 大丈夫です、僕がもらいますから」
「ううっ…… ばかぁ…………」
「さ、綺麗にしますから腰を上げて下さい?」
「やっ…… ま、まてっ………… それは自分でっ んんっ…………」
「あれ? なんかヌルヌルしたものが一緒に…………」
「わーーーっ!!! うるさいうるさいっ!」
ジタバタと足をばたつかせながら、
まるで何も聞こえないと言わんばかりに首を左右に振っている秋子さん。
どうやらこの異常なシチュエーションに興奮していたのは、
僕だけではなかったみたいでちょっとだけ安心した。
「さ、立てますか? 寝室に戻りますよ?」
「ぐす…… やっぱりまだ自由にはしてくれないのか…………」
「よくおわかりで? だってまだ質問の答えを聞いてませんからね…………」
僕はゆっくりと秋子さんを立たせると、
足を持ちふわりとその身を抱きかかえた。
「な、なんだ? 私はいまどうなってるんだ?」
「危ないから暴れないでくださいね?」
「こ、これはもしかして…………」
「はい、俗に言うお姫様抱っこってヤツですね」
「はぅ………… 夢にまで見るほど憧れてたのにまさかこんな形でとは…………」
「え、憧れてたんですか? なんか………… 意外ですね?」
そう言いながらベッドへと足を向ける僕。
両手を縛られ、目隠しをされたまま、下半身だけ裸にされた状態でのお姫様だっこ。
確かに憧れとはほど遠いだろう………… なんか悪い事したな…………