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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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悪魂の結末-5

 そして約束の土曜日。武史は仕事を終えると真っ直ぐ帰宅する。
 「ん?」
家の前で人の影…、絵里だった。
 「あ、湯島君!」
武史の姿に気づくと笑顔で手を振る絵里。さすがの武史も照れ臭くなる。何よりそういう事に慣れていない。
 「や、やぁ…!」
思わず手を上げて答える。
 (な、何してんだ俺…)
完全にキャラじゃない。上げた手を下に下ろす動作すらぎこちなかった。
 「お疲れ〜!早かったね。」
 「待たせちゃいけないと思ってさ。でも待った??」
 「ううん?さっき来たばかり。」
本当かどうか分からないが勤務帰りにすぐ来たのだろう。買い物袋をぶら下げている。
 「入ろうか?」
 「うん!」
玄関を開け家の中に招き入れる。絵里が入るとさりげなく鍵を締める。何度も訪れている家だ。絵里も何も気にせず靴を脱ぎ家に上がる。そんな絵里の尻をギラギラした目つきで見つめる。絵里は我が家のように廊下を歩き中へ入る。
 (おまえの体はネーチャンと同じなんだよな…へへへ!上手く扱ってやるからな。)
服が透けて見えるようだ。尻の形、質感、全てが分かる。
 (ヤベヤベ、勃ってきた…)
まだ発情するには早い。まだお楽しみは始まったばかりだ。あせる必要はない。武史は興奮を抑える。
 「キッチン借りるね〜?」
 「う、うん…。」
玄関に取り残された武史。廊下を通じて声だけが聞こえた。遅れてキッチンに来た武史。
 「…」
上着を脱ぎ髪を束ねる絵里が見えた。その髪を束ねる姿に思わずいいなぁ、そう思ってしまった。
 (い、いいなぁじゃねぇだろ!?しっかりしろ!)
我に返る武史。なぜか知らないが調子を狂わされてしまう。
 「湯島君、ハンバーグでいいよね?」
 「優里から聞いたの?俺の大好物。」
 「えっ?そうなの??」
 「そうなのって…違うのかよ。」
 「いやぁ、ゴメン!ただ単に私の大好物だからだったんだけどぉ…。でも結果オーライじゃん。アハハ!」
 「そうだね…(くっ、このクソ女…!)」
しかしどこか懐かしい気がする。人を食ったような性格、素性を知らないとは言え自分に物怖じしない絵里に武史はマヤヤを重ねてしまう。
 「じゃあゆっくりしててよ。ハンバーグだけは得意だから!」
 「だけは…?」
妙に気になったが武史は鞄を置き上着を脱いでネクタイを外しソファーに座る。
 「何か手伝う?」
 「大丈夫だよ。ゆっくり休んでて?」
 「ああ、悪いね。」
言葉に甘える武史。
 (しかし当たり前のように料理作り始めたな…。)
まるで買い物袋を持って訪れたのだから言わなくても分かるだろ的な感じがする。
 (厚かましい女だ…。)
しかし優里とでは有り得ない時間に新鮮さも感じる。優里とのラブラブバージョンの新婚生活を体験しているような錯覚を覚えた。


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