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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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悪魂の結末-11

 内心怯える武史の手を握りしめ、絵里は続ける。
 「優里が湯島君を虐めてたのは知ってた。でもそれは真似なくてもいいんじゃないかとも思った。でもまだ小さかったから好奇心の方が強くて…。弱い男の子を虐めたらどんな気分なんだろう…。優里はどんな気分なんだろうって気持ちが強くて…。学校帰りに湯島君を待ち伏せして優里になりすまして酷い事した事あるの、私…。」
 あの時優里になりすました絵里が自分を攻撃したという確信は当たっていた。しかしこんな形ではっきりするつもりではなかった。レイプされ泣き叫ぶ絵里を楽しみながらそれを追求するつもりだった。武史にとって最悪な告白は続く。
 「私は湯島君を転ばせて怪我させてしまった。次の日優里がその場所を攻撃して苦しむ湯島君を見た。心が痛かった…。苦しかった。私は一体何をしてるんだろって。好奇心なんか持たないで優里にもう止めろって言えればもしかして湯島君の苦しみはあそこで終わったかも知れない。なのに言えなかった。何回も湯島君に謝ろうって思ってたのに謝れなかった。もし今、あの時に戻れたなら優里を殴ってでも止めさせる。そしたら湯島君の苦しみもそこで終わったはずなのに…。こんな立派な体になるまで湯島君は苦しんだんだよね?長い間苦しめさせてしまったのは私のせいかもしれない…」
絵里への復讐の炎が消えかかっていた武史は胸に大きな穴が開いたかのように力が抜けていく。
 (何を言ってるんだ…?どうしてそんな事を俺に言う…?何だったんだ、絵里レイプに燃えてた俺は…。)
空虚…そんな感じだった。
 「私…もしかしてその時が初めて優里とはやっぱ違う人間なんだって思った瞬間かも知れない…。」
武史の手をギュッと強く握り締めた。


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