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ようこそ花咲女子寮へ
【ラブコメ 官能小説】

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私にも気持ちいいこと教えて下さい-5

春も深まるこの季節、庭先に舞い散る花びらを掃除するのは結構な労力を要する。
けれどこれもまた管理人を任されている僕の努め、
特に秋子さんに指示されているわけではないけれど、
皆が気持ち良く住むための努力は出来る限り惜しみたくないと思っている。

(ふぅ………… こんなもんかな?)

掃除用具を片付け、とりあえず部屋に戻ろうかと廊下を歩いていると、
ふと、ちょうど前から雫が歩いて来るのが見て取れた。

「やあ、おはよう雫ちゃん!」
「ふぁ…… 主様ぁ………… おふぁようございまぁすぅ」

パジャマの肩を落とし、右手に大きなぬいぐるみを持ったまま、
右に左にふらふらと廊下を歩く雫。
どうやらトイレに行っていたようで、
だらしなく垂れ下がったズボンからは少し下着がはみ出していた。

「もうっ…… 女の子がなんて恰好してるのさ…………」
「うにゃっ…………」
「そろそろ学校に行かなきゃいけない時間でしょ? 大丈夫なの?」
「にゅ…… 今日は休みれす………… でわ、おやすみらさい…………」

そう言って部屋に入ろうとする雫だが、
さすがにそれを見過ごすほど僕は優しくない。

「って、おやすみじゃないでしょっ! 早く着替えて学校に行きなさい」
「んにゃっ………… らめれすっ 雫はとってもねむらいのれすっ…………」

雫の寝起きの悪さは寮内でもお墨付き。
当然僕もそれは知っていたが、まさかここまで駄々を捏ねるとは…………

「もうっ! また休みすぎて補習になったらどうするのさ?」
「はぅ…… そ、それはこまるにょ…………」
「だったら早く制服に着替えて?」

僕は雫を部屋に押し込むと、壁に掛かってた制服を手に取り、
促すように雫へと手渡そうとしたのだが…………

「あい…………」
「え? な、なに?」
「雫はがっこへ行くために…… 主様にお着替えさせてもらうのれす…………」
「え? ぼ、僕が着替えさせるの?」

コクコクと寝ぼけ眼でうなづきながら、
両手を広げ脱がされるのを待ち望んでいる様子の雫。
こんなのカウンセリングの範疇を超えて、
恋人同士でも滅多にしないよなんて思いながらも、
刻一刻と過ぎていく時間を気にした僕は、やむなく雫に従うことにした。

ゆっくりとパジャマのボタンを外しながら雫の胸元を開く僕。
予想通りブラなどしておらず、
小振りながら形の良いおっぱいが僕の目の前にさらされる。

「え、えと………… ぶ、ブラジャーは何処?」
「ん………… ブラはしんどいからいらないれす…………」
「だ、駄目だよっ! 共学でしょ? てか女子校でも駄目だよっ!」
「はぅ………… そこの引き出しにあるですぅ…………」

雫の指さすタンスの引き出しを開けるも、
色取り取りの下着が並んでいるのを目にして思わずたじろぐ僕。
女の子って何でこんなに下着をいくつも持っているのだろう?
なんて素朴な疑問を抱きながらも、
取りあえず目の前にある白いブラを手に取ると、
あたふたと、おぼつかない手つきで僕は雫にそれを当てがいはじめた。


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