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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第14話-1

第14話
「CONTRAST 〜対照〜」



「んっ、あっ……あっ……」
 薄闇の中で、肌の上に躍る大和の愛撫。
「大和……あっ、あっ……」
 それは、自分を求める想いの溢れた、とても熱いものであった。
「んあっ……あっ、んっ……」
 両の乳房を鷲づかみにされ、下から揉みあげるように捏ねられて、堪らずに桜子は喘いでいる。昨夜の熱い情交の余韻が身体に残っているから、その種火が燃焼を始めるのにさほどの時間は必要がない。
「桜子……」
「んっ……んんっ……んむっ……」
 胸を揉まれながら、唇を吸われる。
「んぅっ……んんっ、んっ、んんんっ……!」
 吸い込んだ息をそのまま奪われてしまうくらいに、濃密な口づけを与えられ、たまらない様子で桜子は、大和の首に両腕を廻して、絡みついた。
「ん……んむ……ちゅ……んん……」
 その絡まりは、“舌”にも及んでいる。舌先を互いにつつきあったかと思うと、それがまるで、軟体動物のようにうねりながら交差して、艶かしい感触を口内に満たしながら、桜子を陶然とさせた。
「ん、ふぅ……」
 存分に口内を蹂躙しあって、唇が離れていく。それを望まないように、薄闇の中でも分かるほどのきらめきを持った“銀の糸”が、名残惜しげにいつまでも、二人を繋いでいた。
「昨夜も、いっぱい……キス、したのにね……」
 “どうにも止まらない”というのは、何処かで耳にした懐かしのフレーズだ。
「もっと、したいんだ…」
「ン……」
 大和の顔が近寄り、また、桜子は言葉と呼吸を奪われた。

 ちゅ…ちゅる…ぬちゅ…ちゅる、ちゅる…

「んんぅ……ん……ンン……」
 艶かしい音が、部屋の中に響く。胸への愛撫と唇への愛舐を浴びて、桜子の官能は、
乾いた草原に広がる野火のように、瞬く間に燃え広がっていった。
「は、ふぅ……あぅ……あっ……」
 大和の唇が、桜子の頬を食んでくる。そのまま、舌先が表面をなぞりながら、首筋を通り過ぎ、胸元まで下りたかと思うと、右の乳房にたどり着くや、固く突起して自己主張を始めていた薄桃色の先端を、ぱくり、と啄ばまれた。
「あンっ……!」
 強い刺激が、先端からほとばしり、それが桜子の全身に伝わっていく。

 ちゅうっ、ちゅうちゅう、ちゅっ、ちゅううぅぅぅ…

「ま、また、お、おっぱい……そんなに、吸って……あ、ああっ……!」
 大和は最近、“おっぱい”を吸うのはもちろん、“おっぱい”に顔を埋めたり、“おっぱい”を枕にしたり、と、桜子の豊かな乳に戯れるのが、ことのほか好きになっているらしい。
「赤ちゃん、みたい……ふふっ、大和、かわいい……ん、んぅっ……!」
 それが、“乳に甘える赤子”の姿を想像させて、桜子は母性をしたたかに刺激され、それが愛しさに変わり、大和を抱き締める腕にも力が篭もった。
「むぷっ……」
 桜子の豊かな胸の中に顔が埋まり、大和は息苦しそうではあるが、とても嬉しそうだった。紛れもなく彼は、“おっぱい星人”である。
 
 ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ、ちゅっ…

「ん、はっ、あうっ、んんっ、お、おっぱい、すごい、吸われてるぅ……!」
 乳首を吸う舌の動きが、より活動的になったことでも、それがよくわかる。


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