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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第14話-34


「葵くんは、ほんとうに、身体が柔らかい…」
 背中の反り具合を見て、誠治は思う。通常ならば、お尻の角度が変わってしまって、誠治の“雄峰”は、抜けてしまいかねないほど、葵の背中は反っているのだ。
「だからこそ、突き甲斐が、あると、いうもの、です!」
「ん、んんぅっ、あ、あっ、ああぁあぁっ!」
 誠治の、下から打ち付けるリズムが性急になった。葵の膣内を、激しく犯したいという、雄の性欲に従ったのだろう。この“立身後背位(立ちバック)”が、甚だ興奮を煽る格好だというのもある。
「は、はげしいッ、せ、せいじさん、はげしいですっ……!」
「葵くんの、中が、気持ち、いいからですよっ……!」
 いつもとは違う感触で、誠治の“雄峰”を擦りたててくる葵の膣内。“正常位”のときとは真逆の襞の感触があって、誠治は、葵を突き貫く行為に夢中になっていた。

 ずぶずぶっ、ずぶっ、ずぶっ、ずぶずぶずぶっ!!

「あっ、あっ、んっ、クッ、あんっ、んあんっ、あぁああぁっ!」
 いつにない誠治の激しい律動に、葵もまた、尻の真下から浮き上がってくるような愉悦を全身に受けて、その刺激に酔いしれていた。

 ぶぴっ…!

「あっ……!」
 誠治が一層強く、その腰を突きこんだ瞬間、何か空気の弾ける音が響いた。
「?」
 膣内を行き来するときに、空気を巻き込むと似たような音を出すときはあるが、葵が発したそれは、“出処”が違うように誠治は思う。

 ぶっ、ぶぷっ、ぶぴぴっ……!

「い、いやっ、いやぁっ……!」
 立て続けに三度、空気の弾ける音が鳴った。繋がっている場所の真上から弾けたその音の出処は、“肛門(ア*ス)”で間違いない。

 ぷっ、ぷうううぅぅぅぅ……!

「やだっ、いやっ……!」
 滑稽な音が空気と共に吹き上がり、余韻を長く響かせる。
(ふむ)
 音の出処と、葵の激しい羞恥の様子を見れば、もう、何が起こっているのか、理解に難くない誠治であった。
「ふふ。葵くん、お尻から、かわいい音を出しましたね」
「い、言わないでっ……!」
「腸の方も、刺激しているからでしょうか。こんなふうに……」
 誠治は言いながら、“雄峰”を心持ち反り上げたままのイメージで、葵の膣内粘膜を擦りたてた。その粘膜の肉壁を隔てた向こう側には、“大腸”という名の消化器官が連なっている。
「!!」

 ぷううぅぅぅぅ……!

「いやああぁあぁぁっ!!」
 腸内の空気が押し出されたのか、それはそのまま葵の“肛門(ア*ス)”から吹き上がり、誠治の言うように“可愛い音”を発てた後、特有のかすかな匂いを空気中に漂わせた。


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