投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

生徒会!!!
【学園物 官能小説】

生徒会!!!の最初へ 生徒会!!! 30 生徒会!!! 32 生徒会!!!の最後へ

生徒会合宿(前編)-1

   ***


八月七日、正午前――。
今日から杏ちゃんを含めた生徒会メンバー七人で、引退する先輩たちの思い出作りのために、海で合宿を行うことになっている。
そして俺は、集合場所であるYY駅に一番乗りしていた。集合時間は正午のはずなんだが、あと十分しかないというのにまだ誰も来ていないとは。
「おっす大神」
「おう」
八分前になってやってきたのは、普段学校に持ってくるような手提げ鞄を持った前田だった。
「お前荷物それだけ?」
「ああ。ってか大神、なんでキャリーバッグなんだよ」
「旅行と言ったらこれだろ」
この中には水着、替えの下着や衣類の他にケータイの充電器、遠出のお供であるお菓子、そして橘にあげる『とある物』が入っている。あとついでに、念のために持ってきたコンドーム。
「待たせたな愚民ども」
五分前になってやってきたのは、中二病である橘だった。
「「…………」」
俺と前田は思わず絶句する。
「我の到着を待つのは貴様らだけか?嘆かわしい……」
なんでこいつ、キャリーバッグふたつも持ってきてるの?
いやその、俺も橘に『ある物』を持ってきてくれと言ったから何も言えないんだけど。
「橘、例の物は持ってきてくれたか?」
「当然。我のサー●ァントである貴様の頼みだからな」
相変わらず何を言っているのかさっぱりだが、アレを持ってきてくれたなら何も言うまい。
「お、おはよ」
「おはようございます、先輩方、楓ちゃん」
二分前になってやってきたのは、先輩と杏ちゃんの銀河姉妹だった。
杏ちゃんは大きめのショルダーバッグを肩にかけていて、先輩は俺と同じキャリーバッグを手に持っている。
「先輩」
杏ちゃんは耳元で、
「競泳水着、持ってきましたよ」
と甘い声で囁いた。
杏ちゃんとセックスした時のことを思い浮かべ、勃起しそうになるのをなんとか抑えた。
「…………」
先輩が俺のことを睨んでいる。心当たりはあるけど先輩は知らないはずだし、なんで睨まれてるの俺。
五分遅れてやってきたのは、ショルダーバッグと他校の制服を着た女子生徒を連れた近衛だった。……え?
「おはよござぁっす先輩方。こいつぅ、俺の彼女なんすけどぉ、連れてってもいいっすかねぇ?」
「三浦でぃーっす。よろしく〜」


生徒会!!!の最初へ 生徒会!!! 30 生徒会!!! 32 生徒会!!!の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前