投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

キミのとなり。2
【幼馴染 恋愛小説】

キミのとなり。2の最初へ キミのとなり。2 2 キミのとなり。2 4 キミのとなり。2の最後へ

別れ-1









――――「大丈夫か?おい‼しっかりしろ‼」






お父さん?先生?誰か助けてくれたの??




ゆっくり瞼を開けると、そこには・・・





「・・・綱紀」




「はぁー起きたかぁ、良かったぁー・・・。」


そういって私の手を強く握りしめた綱紀。



「・・・ありがと。ここは?」



「保健室だよ。クラス戻ったら梓奈、いないし。
 先生が『橘内、どこ行った?』って言ってるから、ダッシュで探しに行ったら
 梓奈が倒れてて、アザあったから・・・。」



「それで、綱紀がここまで私を!?」



「まぁーな♪・・・正直、辛かった。」


バチーン‼‼



「一言余計ですー」


「嘘だよ、逆だし。お前、めっちゃ軽いw」



ニカッと見せた三日月の笑顔。



あぁ、私はこの笑顔も惚れちゃったんだっけ?



「あってか梓奈‼このアザ、誰にやられたんだよっ!?」




急に声質を変えて、聞いてくる綱紀。


綱紀だけには知らせたくない・・・。



綱紀が聞いたら、絶対あの3人組がやられる・・・。



「なぁ、梓奈‼「綱紀には関係ない‼」



少し沈黙が起きた・・・。




「はっ?」



怒ってる、綱紀。

荒口になっていくのが、よくわかる。


「なんだよ、それ」



「あっ、えと・・・綱紀が知ると―――」



「俺が知っちゃマズイ内容なのかよ」


「そういうわけじゃ・・・」




だんだん重くなる空気。


絶対言ったら・・・3人組が。




「言え・・・」


「えっ?」



「言ってみろよ、そいつの名前を‼」



ごめん・・・。



「・・・ギャル系のグループにいる、3人組。」




「ちっ、ちょっと待ってろ!」



「あっちょっ・・・」




ガラガラ、タッタッタッ―――




行っちゃった・・・。


ごめん、ごめんなさい・・・。






キミのとなり。2の最初へ キミのとなり。2 2 キミのとなり。2 4 キミのとなり。2の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前