別れ-2
30分後・・・
ガラガラ―――
「あっ、綱紀・・・」
「なぁ梓奈。」
明らかに、落ち込んでいるのとショックが混じっているオーラを出し
下を向いている、綱紀・・・。
「なっなに?」
すると、綱紀の口から思わぬ言葉が出た。
「・・・なによ?」
「―――俺達、別れよう・・・?」
えっ?何で?
「何でよ!?私、何かした?3人組に言われたの?ねぇ、綱紀‼」
「・・・ごめん」
そういうと、綱紀はトボトボと歩き、扉を開け出て行った。
「待ってよ‼こう、き・・・痛っ」
思わずベッドから飛び出て、アザの部分を痛めた。
アザの痛みと綱紀から急に別れを告げられたのがショックなのが、入り混じって
「涙」に変わって出た。
「うっ・・・うぅわぁあぁ‼」
子供のように、泣き叫んでいた。
梓奈の恋は、このまま終わってしまった・・・。
もちろん、その泣き声は綱紀の耳にも届いていた。
綱紀はとても自分でした事を、後悔しながら帰って行った・・・
―――・・・涙と共に。