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生徒会!!!
【学園物 官能小説】

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一日彼氏-2

水をかく音、つまり誰かが泳いでいる音だ。しかも一人じゃない。複数だ。
ここYY高校は、水泳部があるうえに高校では珍しくプール授業がある。といっても男女別で、片方がプール授業の時はもう片方は教室または体育館で、保健もしくは体育の授業を受けるという形だ。
で、夏休み中に授業なんてあるはずないので、プールを使っているのは当然水泳部ということになる。ここの水泳部は女子しか入れず、全員学校指定の競泳水着しか着れないことになっている。そして俺は、自慢じゃないが競泳水着もののAVが一番好きなのだ。
覗きや盗撮防止のためプールは屋内にあるが、小さいながらも窓はいくつか存在している。さらに!俺は誰にも見つからない絶好の覗きスペースを発見したのだ!
「ふふふ……」
おるおる。競泳水着を着た美少女たちが!
カシャッ!とカメラのシャッターがおりるような音。この光景はカメラにおさめる価値ありだぜ!
……って待て待て。いくら俺でも、盗撮したりしないぜ?盗撮は犯罪だしな。(←覗きもね)
じゃあなんだ今のカシャッ!って音は。
「…………」
「……よ、よう」
窓から目を離し、びっくりするほどすぐ横にいてケータイを持っていたのは、競泳水着を着た杏ちゃんだった。
「な、何してるんだ?」
「証拠写真です。まさか先輩が覗き魔だったなんて……」
「ち、違う誤解だ!俺はただ競泳水着を着た美少女が見たくてだな……あれ?」
「それのどこが誤解ですか!?そ、それに、そ、そんなにしてたら、ば、バレバレですよ……」
「?」
顔を赤くしながら言う杏ちゃんの視線の先には、膨れ上がった俺の股間があった。
「お、男だから仕方ない!」
「うわ、開き直ってますよ……」
「頼むから内緒にしてくれ」
覗いてたなんてことがバレたら退学になりかねない。さらに先輩に嫌われる可能性もある。
「してくれ?」
「内緒にしてくださいお願いします」
「そうですね……だったら今日一日だけ、私の彼氏になってくれませんか?」
「は?彼氏?」
何を言ってるんだ?俺は先輩のことが好きだって、わかっているよな?
「はい。じゃないと、さっきの写真送っちゃいますよ」
「せ、先輩に……?」
「うふふ」
杏ちゃん……恐ろしい子。


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