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生徒会!!!
【学園物 官能小説】

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一日彼氏-3

   ***


そして俺が杏ちゃんに連れられるようにやってきたのは、どういうわけか家族風呂だった。
「お兄ちゃん、早くしてー」
お互い学生服なので受け付けの人に怪しまれないためにか、妹のフリをする杏ちゃん。
そして通されたのは、当然ながらお風呂場。
小さい脱衣所があり、その奥に小さい風呂とサウナがひとつずつ。それだけだ。
「あ、杏ちゃん?ここで何するの?」
「もちろんお風呂に入るんですよ?」
そんな『何言ってんのこの人?』みたいな顔されても!
「脱ぐとこ見られるのは恥ずかしいので、先に入って待っててください」
「あ、ああ」
ってああじゃないだろ俺!なんで好きな人の妹とこんな所にきてんの!?
「今日は一日私の彼氏なんですから、言うこと聞かないと送っちゃいますよ?」
「くっ」
脅しだ脅し。気にするな本当に送ったりはしないさ。杏ちゃんだもの。
「脱げ★」
ニッコリ笑顔でそう命令された俺は、仕方なしに応じるしかなかった。
「偉いですよ、先輩。私は目をつぶってるので、脱ぎ終わったら教えてください」
杏ちゃんってもしかして、Sなのか?
なんて考えてる場合じゃなかった。
俺はそそくさと脱ぎ終え、そのことを告げて小さな浴場に逃げ込んだ。
「はぁ、はぁ……何を考えてるんだ俺は!」
俺は先輩のことが大好きだけど、それでも体が期待してしまっている。勃起が収まらない。
「くそっ」
入り口に背を向けるように、小さな風呂へと体を沈める。
とその時、ガラリと音をたてて誰かが入ってきた。誰か、なんてそんなもの、杏ちゃんに決まっているじゃないか。

ドクン ドクン

「先輩」
杏ちゃんが俺を呼び、俺と同じように風呂に体を沈める音。

ドクン ドクン

「こっち見られると恥ずかしいので、そのままでいてくださいね」
「あ、ああ」
って言われなくても杏ちゃんのほうを見たりはしない。もし見たら、自分が自分じゃなくなってしまう気がする。
「私、先輩のことが好きです」
「……え」
こく、はく……?
「あの、返事はいらないですから。それに、これがいけない気持ちだってことも、ちゃんとわかってるんです」


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