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恋する気持ち
【学園物 官能小説】

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恋する気持ち-13

「あっ…」
途端に、遠慮もなく立ち上がった俺の愚息へ、阿川の視線が注がれる。
「あ、あんまり見んなよ」
「直樹だって、さっき私のおっぱい見たでしょっ」
「そ、そうだけど…、男はみんな、おっぱいが好きなんだよ!」

一瞬、キョトンとした阿川が、次の瞬間思いっきり吹き出して。
「――じゃあ、直樹。私のも…好き?」

ソファーの上で、だらしなく下半身を露出した俺に阿川が跨がった。
目の前に、阿川のきれいな胸が踊る。
それは白くて眩しくて。
そして何より、俺の固く反り返った肉棒の先端が…触れている。
制服のスカートの中、阿川の奥で沸く熱い泉に。

「――阿川…っ!」
細い腰を抱えながら、夢中で柔らかな乳房に舌を這わせた。
「あっ、んっ…あぁっ」
揺れる双丘。
そして、俺の下腹部めがけて少しずつ落ちてくる阿川の腰。

このままじゃ、もう――…。

「阿川…!あっ、中に…っ」
「――んっ、ふぅっ…あっ、は、入って…あっ、んぁぁっ!」
「うぁ…っ!」
重力に抗う素振りも見せなかった阿川が、ストンと俺の上に落ちた。
途端に、猛った俺の肉棒に絡み付く灼熱のうねり。
阿川の熱。
それだけで、全てを持っていかれそうになる。

…いつだったか、何かの授業で先生が、凹凸があるからこその人間で、それが重なりあってひとつになる時、始めてわかることがある…とかって言ってたっけ。
もちろん、それは他者と付き合う際の人間性を語る上での話しであって、決して性教育ではもちろんない。
でも、その時は、ただ単に下ネタかよとしか思わなかったアホな俺。
けれど今、生まれて初めて凹凸がひとつになったこの時、本当の意味でそれがわかったような気がする。
これ…『満たされる』ってことなんだ。


「阿川…痛い?」
相変わらず眉間に皺を寄せている阿川を、俺は精一杯気遣う。
出来ることならば、阿川にもたくさんたくさん満たされてほしいから。
始めに、お前もそう言っていたよな。

「うぅ…、ち、ちょっと痛い…けど、あっ、だ…大丈夫、だから。はっ、ん…っ、も、もっと…直樹が、欲しいよぉ…っ!」

胸の蕾に舌を這わせる俺の頭を抱え込んで、震えながら叫ぶ阿川。
望むところだ。
俺だって、まだまだ足りない。
阿川が、足りない。
だから――…。

――グチュ…ッ

「んっ…な、お…っ!深…いっ、あっ、やぁぁっ、すごいっ…奥まで、いっぱいぃ…っ!」
俺が繰り出す下からの突き上げに、阿川の全身が揺れる。
長身の割に細身なその身体は予想以上に軽かったから、激しすぎる行為にお互いが離れてしまわないようにきつく抱きしめれば、更なる密着が快感のレベルを一層引き上げた。


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