爛熟女子寮3−1-2
玲奈は片手を股に当て、もう一方の腕で胸まで隠して湯船から上がった。小さい膨らみも気になるらしい。美和子の豊かな乳房を目の当たりにしたのでよけい劣等感を感じたのかもしれない。
「杉本さんと須田さんはあたしのところよ」
由希が首をかしげて甘えたように言う。
「もっと親密になりましょう。洗ってちょうだいね。手で洗うのよ」
私たちは唖然として視線だけを見合わせた。すぐに動けなかった。
「佐伯さん、お願い。洗ってね。あたしも後で洗ってあげるから」
(いい、そんなの。自分でするわ)
私は手にシャンプーをつけると美和子の背中を擦り始めた。それがきっかけで玲奈も美和子のそばに腰を落としたものの、どこをどうしていいかわからないようで、私と並んで肩の辺りを擦り出した。
「一人は前にきて。三田さん」
玲奈は困った顔を私に向けた。どんな想いだったかわからないけど、胸を隠すほどコンプレックスがあるのに、堂々たる美和子の体に面と向かったら可哀想だと思った。だから、
「私が洗います」
シャンプーを大量に手に取って前に回った。実は代わったのは玲奈のためばかりではなあエギわかった。何とも妙な気持ちになっていたのである。美和子の背中をさすっているうちにアソコがジンジンしてきて下腹部が熱を帯びてきたのだった。柔らかいもちもちした肌。その感触が伝わってほんわかといい気持ちになってきた。他人の肌をこんなに触ったことはない。もっと触れて、自分の体を密着させてみたくなってきた。それに、脇を擦った時に美和子の体が微かに硬直したのがわかった。
(感じてるんだ…)
そう思ったら疼いてしまったのだった。太ももやたぷたぷのオッパイを触ったらどんな反応をみせるだろう。高まる想いと興味が湧いてきたのであった。
膝からふくらはぎにシャンプーを塗り、泡をひきのばして肉感たっぷりの太ももを両手を使って丹念に往復した。気持ちの中では洗うというより愛撫のつもりである。
やがて閉じていた膝が少しずつ割れて、奥の黒い秘境が現れた。ちょっと躊躇して、思いきって、しかし、さりげなく、付け根まで指先をすすめた。
(刺青なんてない…)
そうだとは思っていたけど、ほっとして生え際まで迫ってやさしく指を動かした。
「はう…」
美和子の息が漏れてわずかに体にうねりが起こった。
「佐伯さん、上手ね…」
(何が?)と訊きたかった。
感じている。私も感じていた。美和子はときおり目を閉じては恍惚とした表情を浮かべていた。
由希の喘ぐ声がして、見るとサリーが後ろから抱きつく格好で由希の乳房を洗っていた。いや、揉んでいるといった方がいい。そこだけぐにゅぐにゅして、人差し指は乳首を撫でている。その上サリーは自分の胸を押し付けて、しかも上下運動までしている。
「ああ、それ、いいわ」
前にいる絵理はその様子を手を休めて見入っていた。呆然とした感じではない。由希の反応が何を意味するものか分かっていて、自分も昂奮し始めている顔に見えた。
美和子も彼女たちを見ながら腰を蠢かせている。
「う…」
急に顎を上げて呻いた美和子の脇の下から小さな手が伸びてきて乳房を掴んでいた。
(玲奈!)
信じられなかった。子供のような玲奈が美和子に抱きついて、しかもサリーと同じように自分の胸を押し付けているのだ。美和子の肩越しに覗いた顔は紅潮してせわしそうに口で息をしていた。
(おかしくなってる…)
どうしちゃったんだろう。私もおかしくなっていた。考えてるより先に両手は美和子の股を撫でて、脚の間に自分の体を割り込ませようとしていた。
(あ…)
私の背中に美和子の手が回り、軽く引きつけてくる。このまま近づくと抱き合ってしまう。玲奈の顔が目の前にあって、彼女は口を半分開けたままうっとりしている。陶酔表情であった。
もう、セックスの境地……。
「あ!」
白幡さんの嬌声が響いた。
「白幡さん、ここではだめよ」
美和子は我に返ったように私の腕を取って引き離した。
「ありがとう。今度はあたしたちの番よ」
少し息が上がっていた。
立ち上がった美和子。由希もふらふらと腰を上げてサリーを坐らせた。美和子と由希が私たちを洗ってくれるのだった。
「三田さんからね」
言われるままに桶に座った玲奈は股間を隠しもせず、むしろ大きく股を開いて露にした。意識してのことではないだろう。羞恥心がまったくなくなっていたのだと思う。
薄い陰毛を頂いた秘部は愛らしくも子供ではないことを示すように妖しいピンク色を覗かせている。小柄な割りに亀裂は大きめで、内部の唇は飛び出していた。
「「ヒッ!」
振り向くとサリーの声。彼女は由希に後ろから抱えられて乳房を洗われていた。感じやすいのか、反応がすごい。上体をくねらせて腕を伸ばし、前にいる絵理に縋ろうとしている。私は煽られている自分を感じた。
玲奈の胸はレモンを半分にしたくらいの大きさしかない。その可愛いオッパイが美和子の手に包まれ、押し潰され、摘ままれている。
「はう、はう、はう…」
小刻みな息の乱れが痛々しいほどで愛おしくなる。
私も玲奈のお尻を洗った。美和子と比べると何とささやかなことか。それでも彼女が『感じて』いることに私は昂奮した。
「先輩、私も洗ってください」
気持ちを抑え切れずに口走っていた。
「それじゃ、3人で洗いっこしましょう」
玲奈を抱え、私の腕を取って立ち上がると、
「さあ、来て」
どうするのかと思っていると、スクラムを組むように体を寄せてきてボディを擦りつけだした。
(あ、これ、気持ちいい…)
手はあちこちに動いてまさぐり合う。
(ああ、とてもいい…)くねくねと動いているうちにそれぞれが入れ替わって、玲奈をぎゅっと抱いたり、真ん中になって挟まれると柔肌が何ともいえない心地よさだった。
「ウォッシュダンスよ。仲間の儀式よ。これで今日からみんな仲間よ」
私は朦朧としていた。