side・・・遠藤-3
そういって渋々ついていった合コンで・・・
僕は凛に出会った・・・・
男に全く媚びない
自分を可愛く見せようとしない
しなやかなカラダに
気位の高い表情
それはさながら猫のようで
僕の心を鷲掴みにするのに時間はかからなかった。
こんな子、見たことない。
僕は全身が鳥肌が立つのがわかった。
彼女と話してみたい。
彼女に触れてみたい。
その一心で彼女の隣に行って
少し話したあと
席を経とうとした彼女を引き止めた。
「このあと、二人で会えないかな?
このあとが無理なら明日でもいいんだけど」
そんな僕に冷笑して返ってきた言葉は・・
「ごめんなさい。あなたとあたしじゃ合わないと思うわ」
ガツンと殴られたような言葉だった。