センタク-17
男は空いた右手で、亜希のTシャツを半分ほど捲り上げると、凌辱によって汗ばんだ亜希のキレイな背中を撫で始める。
「亜希ちゃんこれ痛くない?大丈夫?」
アナルバイブを出し入れしながら男が亜希に問う。
亜希も小さな声で答える。
「だ…、大丈夫…です。」
「じゃあ気持ちいい?」
更に問いただす。
「………」
亜希が返事をためらうので、今度は少し質問を変えてみる。
「じゃあ気持ち悪い?気持ち悪くはない?」
「…くは…ない、です…。」
亜希が微かな声で答える。
「気持ち悪くはないんだ?」
亜希が頷く。
「じゃあ気持ちいいんじゃん?なんも恥ずかしがる事じゃないよ。ね、亜希ちゃんこれ気持ちいい?気持ちいいよね?」
「……」
振動とピストン運動を下半身に感じ、頷くことが屈することであることも分からずに、亜希は首を縦に振った。
男が更に声を発する。
「じゃあさ、後でオジサンにも気持ちいいことしてほしいな。あの本みたいにさ。」
亜希がオナニーをしていたあのエロ本である。
本ではモデルがスーツ姿の男のペニスを握り、舐めていた。
(え、だってあれ最後は…)
「大丈夫だって。ちょっと我慢すればいいだけだから。それだけでほら、こうやってもっと気持ち良くしてあげるし、学校にもバレないしさ、亜依ちゃんも助けられるしさ、写真も返して貰えるし。オジサンのことも気持ち良くしてよ、ね?お願い、ね?」
落ち着いて考えれば穴だらけの交渉だが、まだ10年程度の人生経験しかない亜希には、そこをついて断る方法が分からなかった。
「このままオジサンと気持ちいいこと続けて全部終わらせるか、帰って学校にも親にもバレちゃうか。亜依ちゃんのことも!どっちにするか選びなさい。
…ちょっとの我慢でいいんだよ?」
最後のセリフを優しく、小声で諭す様に話され、亜希は返事をした。
我慢…する…。