若妻優里・初夜-7
「毛深い女ってスケベなんだよなぁ。真希はムッツリスケベだからな。セックスの最中は異常に声がデカいもんなぁ?くくく!」
真希も俯き恥辱に耐える。
「オナニーしろよ。」
「…」
無言で軽く頷き手を股間に伸ばす。
「あ…ん…」
小さく控え目に声を零す真希。
「さすがムッツリスケベ。まずは控え目に喘ぐってか?その内本気になって我を忘れてアンアンといい声響かせるくせによ?ハハハ!」
真希は目を閉じながらオナニーする。
(2人とも、どうして素直に従うの!?あんな酷い事言われて弄ばれてるのに…)
抵抗もせず服従する2人が不思議に感じた。
2人と優里の違いは、武史に逆らうとどれほど怖いか知っているかいないかだ。もえと真希は身にしみて恐怖を知っている。優里はまだ武史の本当の怖さを知らない。その差だ。
「ほら、クリトリスを激しくいじってみろ。敏感なクリちゃんを激しくいじって本気のアンアン言ってみろ。」
「んああ…ああん…あん!」
次第に声を大きくする真希。
「おっ!ようやく本気になったな!」
「ハァハァ…はぁ…ん!」
悶える真希を見つめてしまう優里。他人の性を目にするのは初めての経験だった。女の性器を目にするのも初めてだ。しかも親友のもの。見てはいけないものを見ている気分になる。
「おまえ、いつからオナニーしてるんだ?」
「ハァハァ…ち、中2から…」
「はっ?俺を虐めて楽しんでた頃じゃないか?おまえ、俺を虐めて興奮してたのか!?」
「ああん…」
「な、何て女だ…。俺の苦しみを嘲笑いながら、それを思い出してオナニーしてたんだな!マジでくそ女だ!」
「ああん…!」
その会話を聞き心臓をドキッとさせる優里。自分もそうだったからだ。武史を虐めた事を思い出すと何故か興奮が湧き上がってきた。誰から聞いた訳でもないが、自然と股間を弄る自分がいた。それがオナニーと言うものと知ったのは随分後になってからの事だった。
しかしそれはもはや何も言い返す事のない真希を利用しての優里責めに他ならない。優里の中学時代のオナニーを把握していた武史が、あたかも真希がそうだったように攻め方立てて優里を追い詰める思惑があった。真希に浴びせる言葉はすべて優里の事実なのである。