精飲-1
いつものようにセックスを堪能した正隆と明日香は、正隆が持ってきたロリコンもののDVDを観ることにした。明日香の部屋にはDVDプレーヤー内蔵のテレビがあった。今崎家は裕福と言ってもいい家庭であり、テレビが家族全員がそれぞれの部屋に一台ずつあることは少しも不思議なことではなかった。カーテンを閉めて電気を消して、二人はテレビの前のソファに座った。それは赤い二人掛けのソファだった。小学生が自分の部屋にソファを置くなんて凄いなと、正隆は内心思っていた。
DVDの内容は、ランドセルを背負った女の子が、恰幅のいい汚らしい中年オヤジに犯されるというものだった。正隆は明日香の胸を触ったり、肉穴やクリトリスを弄びながらそれ観ていた。明日香の方はというと、DVDを観ながら、ときおり、右手で正隆のそそり立つ肉棒を握り、扱き、舐めたりしていた。そして興奮が高まってきたら背面騎乗位の体位で鑑賞しながらのセックスをする。それが二人がDVD鑑賞をする時のいつもの慣わしだった。
「先生、こんなビデオに小学生が出てもいいの?」
二人はDVDをビデオを呼んでいる。その方が呼びやすいと正隆が提案したからだ。
「あれは本当の小学生じゃないよ。幼児体型の女優さんが小学生を演じているだけさ」
「ヨウジタイケイ?」
「ちっちゃい子供みたいな身体のことだよ」
「ふ〜ん…。そうなんだ」
明日香は方にかかる三つ編みに編まれた髪を手でどかしながら、納得したように頷いた。それからまたペニスを握り、扱き始めた。
「先生はこういうビデオを観て、小学生の女の子に興味を持ったの?」
「う〜ん…。そうかな…。たぶん、自分より歳の離れた人が好きなんだと思うよ。歳上とか歳下とかに関わらず」
「そう言えば、自分のお母さんとセックスしてみたいって言ってたね、先生。あたしのお母さん、どう?」
「えっ?明日香のお母さん?うん…そりゃまあ、綺麗な人だし、できるものなら…。でも、それは無理だろ」
「でも先生、今はこうしてあたしとセックスしてるじゃない」
「まあ、それはそうだどな…。そう言えば、明日香のお母さんて、いつもどこへ出かけてるんだ?」
「どこって…。買い物とかじゃないのかな」
明日香は考え込むように、少し言葉に詰まって言った。正隆が家庭教師の授業のためにこの家に訪れると、明日香の母は決まって外出するのだった。そして二時間は帰らない。明日香の父は仕事でいつも夜遅く帰ってくるようだし、中学生の兄も部活でいつも7時頃に帰ってくる。なので、4時から6時までは誰にも邪魔されることなく勉強に専念できるというわけだ。ただし、勉強は勉強でもセックスの勉強ではあるが。
「もしかして、オレと明日香がセックスしているのを知っていて…なんてな…あっ!ううっ!」
正隆は話している途中で思わずうめき声をあげた。ペニスを口に含んでいた明日香が、口をすぼめて激しく動かし始めたからだ。その小さな喉の奥に亀頭がズンズン当たっている。ついこの間まで喉の奥まで含むとむせていた明日香だったが、最近は慣れてきたのか、フェラチオの上達ぶりは見事だった。もちろん、その小さな口では根元まで咥えこむことはできなかったが、唾液の分泌が豊富で、ペニスを唾液まみれにする濃厚なフェラチオだった。もう小学生のレベルじゃないな、正隆は顔をゆがませながらそう思った。
テレビの画面には、白い靴下以外全裸でランドセルを背負ったままの小学生が男二人がかりで犯されている場面だった。正隆は、夢中になってフェラチオをしている明日香とテレビ画面とを見比べているうちに、段々と興奮してきた。
「明日香…。フェラはもういいからそろそろ…」
明日香の髪を触りながら正隆はそう言ったが、明日香は止めようとはしなかった。顔を真っ赤にして涙を浮かべながら、よりいっそう激しくその行為に没頭していた。あふれ出る唾液のチュパチュパという淫靡な音を立て続けていた。これ以上続けたら出る、正隆はそう思った。
「明日香っ!もういい、やめるんだっ!くっ…う、う、ああっ…!」
明日香の頭を掴みながら、正隆は射精した。睾丸にわずかに蓄えられていた残りの精液が全て吸い取られるような感覚だった。そのあまりの快感に、口を半開きにしたまま、ビクビクと身体を震わせてその恍惚感に身をゆだねるしかなかった。明日香との初めての口内射精だった。
正隆の身体の痙攣と射精が収まったところで、明日香はゆっくりと口をすぼめながらペニスから離れた。涙が両目からこぼれていて、頬張るようにしてその口の中に放出された精液を保持していた。正隆がジッとその様子を見ていると、やがて明日香は目を閉じて、ゴクリ、ゴクリと喉を鳴らしながら少しずつ精液を飲み下していくのだった。一飲みするたびに、明日香の身体がピクリと動いた。まるで全身で飲んでいるような感じだった。最後の一飲みが終わると、明日香は口を開けていたずらっぽく舌を出した。飲んじゃった、そう無邪気に言っているようだった。
「ちょっと変わった味って思ったけど、思ったほどじゃなかったよ。ちょっと甘い感じがしたし。喉も苦しかったけど、それも逆に気持ち良かったりもして。ほら、先生言ってたじゃない。何事も慣れだって。オチンチン最初に挿れた時は痛かったけど、だんだん気持ちよくなってきたし、フェラチオも上手くなってきてるでしょ?」
後で明日香はそう言った。セックスのし始めで無理に精液を飲まそうとすると飲むことが嫌いになると思ったので、あえて飲ませるようなことは避けてきた正隆だったが、その心配は明日香にはどうやら杞憂だったらしかった。正隆はフッと笑って言った。
「オチンチンじゃなくて、チンポだろ?」
「あ、また間違えちゃった」
しまったという顔をしてペロッと舌を出す明日香を、正隆はそっと抱き寄せた。