ばいばい・・・-2
「ねぇ・・・梓奈、ちょっと来てくれる?」
私の机に来たのは、いわゆるギャル系の3人組、女子。
私と同じクラスで、あんまり話さないタイプ。
言われるがまま、3人組についていった先は・・・
「ここって・・・」
3人組は私が話すのを確認すると、リーダー以外の2人が合図をし
無理やり部屋に入れた。
「きゃっ・・・」
「あんたねぇ、何でここに連れて来られたか、わかる!?」
私が入った部屋には、骸骨や薬品があって独特のにおいがする、理科室だった。
怒りが抑えられないのか、3人組のリーダーが目の色を赤くして、いかにも怒ってます
オーラが出ている。
「ちょ・・・痛いよ!」
「はっ?痛い?あたしたちの心の方がいたいわよ‼」
「し、しらないよ‼アナタたちの気持ちなんか‼」
「ふざけるんじゃないわよ‼
あんたは綱紀の彼女?ふざけたマネね・・・あんたみたいなブスが!」
そう言い放つとあとの2人が笑っていた。
「・・・何よ‼
別に、私はブスですよ。でも、綱紀と付き合ってることに変わりはないんだから
これ以上何も言わないで―――「ドスッ」
―――・・・えっ?
そのまま、私はバランスを崩し倒れた。
ドサッと地面に倒れると、そのまま瞼が重く、閉じた。
・・・あっ何か聞こえる―――。
―――「・・・ねぇやばくない?」
「しっ知らないわ、こんなこと・・・」
「と、とりあえず。逃げよ‼」
「なっま、まって‼」 タタタタタ・・・・。
・・・『まって』
私を置いていかないで・・・。
もう、私しんじゃうのかな?
ハハッ・・・こんな事で死んじゃう私も私だよね・・・
ばいばい・・・