ナイショ-10
「おま・・締めるな。出ちゃう」
はぁぁ・・・・
んあぁぁぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・ぁ・・・ぁああああ
言葉とは裏腹に
律動を早めたお兄ちゃんに
私は身をゆだねた。
ぁぁぁ・・・・んぁ・・・ぁ・・・ああああ・・・・
はぁ・・・はぁ・・はぁ・・・・
いつまでも呼吸の整わない私を
優しく胸に抱いて
背中をなで続けてくれた。
「すき・・・」
やっとの思いで
それだけ言うと
私は疲れと安心感から
お兄ちゃんの胸の中でいつの間にか眠っていた。