投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

『STRIKE!!』の最初へ 『STRIKE!!』 841 『STRIKE!!』 843 『STRIKE!!』の最後へ

『SWING UP!!』第13話-25

「こ、こうクン、もっと、もっとして……わたしの、“おま×こ”、もっと、ぐちょぐちょしてぇっ!」
 自らも腰を淫らに蠢かして、更なる性の高ぶりを欲求する詠子。その姿は、“女”から“雌”になっていた。
「よみっ……!」

 ぐちょぐちょぐちょぐちょぐちょっ!!

「おおああぁああぁぁあぁぁぁっ!!」
 お望みどおりに、詠子の“おま×こ”を“珍宝”で貫き掻き回す。一気呵成に、言うところの“ぐちょぐちょ”になった胎内を突かれて、詠子は獣のような声をあげながら、喉を反らして、嬌声をあげていた。
「ンあっ、イ、イクッ!!」
 びくびくっ、と、詠子の身体が震えた。第二地点のエクスタシーポイントを、回収したようだ。両拳が強く握り合わさって、歯を食いしばっているその様子は、かなり高い位置でのエクスタシーに達したことを思わせた。
「わ、わたし、ばっかり、こ、こうクン、ご、ごめんねっ……あぁうっ!」
 びくっ、と余韻の絶頂で身体を震わせながら、詠子は唾液を口の端から零しつつ、喘ぎながらそう言っていた。
「いいよ、よみ……もっと、もっと、きもちよく、なってほしい……!」
「こうクンっ……こうクンッ……」
「よみの、きもちよくなってる顔……もっと、見たいんだっ……!」
「ん、お、あ、いああっ!!」
 びくびくびくっ、と三度その身体が大きく震えた。吉川の優しさに打たれて、それが契機となって第3地点のエクスタシーを越えたらしい。
「はっ、はっ、はっ、はっ……!」
 まるで雌犬のように、舌をだらりと口から垂らして、忙しない呼吸をする詠子。
「んんううぅぅうぅぅぅっ!!」
 やにわ、その身体に硬直が走り、充分な助走もないはずなのに、詠子は、第4地点のエクスタシーを簡単に飛び越えてしまった。
「よ、よみっ……ぼ、ぼくも、もう……!」
「こ、う、クン……!」
 ピンク・フレームの眼鏡の下の瞳は、既に焦点を失っている。だが、吉川の突き上げる腰のリズムに合わせるように、詠子の身体は自律を保ったまま揺れていて、愛する人がもっと気持ちよくなれるように、その腰にうごめきを与えていた。
「で、る……よみ、ぼくも、でそう、だ……!」
「き、て……お、ねがい……なかに……だしてっ……!」
 4度の絶頂を身体に浴びながら、それでも残ったひとかけらの正気が、詠子をそう叫ばせた。
「あ、こ、こうクン、わ、たし、も……あ、イ、イクッ……イクッ……!」
「よみっ……よみっ……!」
 最後の大爆発が、詠子の中で起ころうとしている。そしてそれは、吉川にも同様のことである。
「だす、だすよ……よみのなかに、いっぱい、だすから、ね……!」
 荒い呼吸と、我を失ったかのような腰の動き。吉川は、完全に、生殖行為の生み出す快楽に飲み込まれている。
「きてっ、イ、イクッ……きてきてっ、イ、イッちゃう、のぉおおぉぉぉ!!」
 来て欲しいのか、往ってしまうのか…。
 詠子は、自分の中に残っていたひとかけらの正気も手放して、ただただ、快楽に身をゆだねて、胎内で膨張を始めた吉川の迸りを待つだけであった。
「よ、よみっ、あ、うああぁああぁっ!」

 びゅるっ、びゅるびゅるっ、びゅるびゅるびゅるびゅるっっ!!

「んはぅっ、あっ、ああぁぁああぁああぁぁあぁぁぁぁっっっっ!!」
 熱い生命の奔流を、初めて胎内に浴びて、詠子がエクスタシーの最終地点に到達していた。脳内で火花がはじけて、真っ白になって、それが急速にブラックアウトする。
「かはっ……はっ……あ、は……」
 全身が痙攣し、白目を剥いて、口の端から唾液を零す詠子。生殖行動に飲み込まれ、理性を完全に失った“雌”の肢体が、そこにはあった。
「よみ……!」
 最後の一滴まで、愛する女性(ひと)の中に注ぎ込む吉川。彼女の言うように、“安全日”でなければ、間違いなく孕むであろう若さと精気に溢れたエネルギーを、余すことなく注ぎ込んで、それが生み出す恍惚感に身を委ねていた。
「よ、み……」
 呼吸を整えながら、吉川がその身体に覆いかぶさる。半ば無意識のうちに、詠子の腕がその背中に廻って、二人の密着度が高くなった。
「さい、こうだ、よ……」
 胎内に剥き身で入り、そして、何にも遮られることのない精のほとばしりを果たした。その気持ちよさは、いったいどういう形態で表したものか、吉川には想像もできなかった。
「こ、う、クン……」
 魂のブラック・アウトから少しだけ回復して、詠子の瞳に光が宿る。
「なかに、いっぱい……あつい、の、が……きてる、よ……」
 息も絶え絶えに、胎内の様子を反芻している詠子であった。
「す、き……こう、クン……だ、いす、き……」
「よみ……ぼくも……すき、だよ……」
 電光石火に結ばれて、そして、疾風刹那に関係を深めて…。
 二人の濃厚にして濃密にして濃淫な夜は、更けていくのであった。


『STRIKE!!』の最初へ 『STRIKE!!』 841 『STRIKE!!』 843 『STRIKE!!』の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前