告白-1
花子：久しぶり
太郎：昨日も会ったよ。誰に言ってんの？
花子：いや何となく
太郎：空気が読めるようになったね
花子：肝試し編が消えて鬱入ってます
太郎：言ったそばから空気壊すな。そっちには触れるなよ
花子：告られた
太郎：え？
花子：今朝明君に告られた
太郎：明？二組の？
花子：そう。付き合って下さい…だって
太郎：…で、お前は何て答えたの？
花子：「ペットなら間に合ってます」って
太郎：ペットって俺のこと！？
花子：あなた以外他にいないでしょ！見損なわないで！
太郎：そこじゃねぇ！ペットって何だよ！
花子：冗談よ
太郎：本当かよ？そんで？
花子：「ペット以下でもいいので！ゴミでもいいんで！」って言われたわ
太郎：明に何があった！？いや、ってかやっぱペット言ってんじゃねぇか！
花子：「ゴミなら要らない」って返したわ
太郎：…徹底的だなお前
花子：明君泣き崩れちゃって
太郎：そりゃ…なぁ
花子：可哀想だから後頭部踏みつけてやったわ
太郎：何してんの！？トドメ刺すなよ！
花子：でも「うへへ」って笑ってたよ
太郎：気持ち悪い！明に何が起きたの！？元からそういう子だったの！？
花子：冗談よ
太郎：どこからどこまでが！？分かんないよお前！
花子：「うへへ」のくだりよ
太郎：お前が踏んだのは本当なんだ！？鬼かお前は！…まぁ、そこで喜ぶようじゃ明も重症だからな。
花子：「うふふ」だった
太郎：同じだよ！何だその細かい修正！要らないよ！
花子：とりあえずお断りしたから安心して
太郎：はぁ…まぁいいや。お前のドＳっぷりと明のドＭっぷりが分かったよ。
花子：ちょっと
太郎：あ？
花子：あなたもドＭよ？
太郎：何言ってんの！？
花子：いや、私相手がドＭじゃないと濡れないから。
太郎：なにそのドＭセンサー！気持ち悪い！
花子：ワンって言ってみて
太郎：言うかアホ！
花子：言えよ(ｷﾞﾛﾘ)
太郎：ワン！…あれ？
花子：ね？
太郎：いや！違う違う！何だその誘導！不思議だね！？
花子：こうして太郎は私にコントロールされている(ﾇｷﾞﾇｷﾞ)
太郎：脱ぐな！
花子：やるよ？(ｷﾞﾛﾘ)
太郎：…はい
花子：よしよし(ﾇｷﾞﾇｷﾞ)
太郎：嘘だバカ(ﾍﾟﾁﾝ)
花子：うへへ
太郎：お前がマゾだろ？もう帰れ
完