2日目-4
「私のこと好き?」
「はい」
「お嫁さんにしたい?」
「はい」
「良いよ、ずっと動かしても「とーーりーーつーーくーーぞーー」」
急に囁く声が聞こえた。あの……あの声は……
「ミツル君もっと、激しく!ぁあぁあぁ」
僕は必死に腰を動かした。だってそうしないと怖くて萎みそうだから!
「とーーりーーつーー「ミツル君、愛してるよ。この後結婚しようね」」
「はい、はい、はい「とーーりーーつーー「結婚します。愛しています」」」
僕は叫んでいた。何かとっても大きな顔が見えたような気がした。でも僕は美佐さんだけを見て愛を誓っていた。愛を誓いながら腰を動かしていた。
「ぁぁああああぁあああぁあ「うぅぅあああ」」
美佐さんも僕も声を出していた。僕は美佐さんの中に沢山射精を漏らした。漏らしたというより注ぎ込んだって感じだった。
美佐さんはひきつるように笑って僕の足を自分の足でしっかり絡んでロックした。
「外しちゃ駄目。そのままだよ……ミツル君、勉強嫌いなら、学校やめても良いよ。お姉さんが養ってあげる」
「本当?「しーーまーーがーーなーーい」」
例の囁き声が悲しそうに声を出した。
「とーーりーーつーーくーーしーーまーーがーーなーーいーー」
そしてその後で何か聞き取れない声でトリツキが囁いた。
「痛い」
美佐さんが髪の毛を抜かれたようだった。
僕はちらっと見た。見てしまった。長い片腕一本の大きな女の顔をした大蛇が部屋を出て行くのを……。
そのときチンチンがキュウッと萎んで、美佐さんの体から抜けてしまった。
でもトリツキは引き返して来なかった。
その後僕らは2人ともぐったりして次の日爺ちゃんに声をかけられるまで起きられなかった。
美佐さんと僕は別々に風呂に入った。本当は一緒に入りたかったけれど、掟でそうしちゃいけないそうなんだ。
そして美佐さんは3日目が終わるまで村の外に出ていなきゃいけないと言って、行ってしまった。
僕は3日目が終わったら美佐さんと結婚できると思っていた。学校も行かなくて良いと思って1日中にやにやしていた。美佐さんとあんなことも、こんなこともできるって想像を膨らましては顔をにやけさせていた。
爺ちゃんはその間も色々な女の人を連れて来たが、みんな僕を見て首を横に振って帰って行った。
きっと3日目の相手を探しているんだと思う。