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It's
【ラブコメ 官能小説】

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-6

「何で泣いてんだよ」
「…だってっ。寂しかったんだもん…。湊に…会いたかったんだもん…」
陽向は堪え切れなくなって、子供のようにヒックヒックと泣きじゃくった。
「あーもう。泣かない泣かない」
「…っう」
湊は困ったように笑って再び陽向を抱き締め、背中をさすった。
涙が出てきてしまうのは、疲れもあるのだろう。
20分くらい泣いて、陽向は泣き疲れてウトウトしてしまっていた。
時々、ヒクッと出る声に湊は鼻で笑った。
「ひーなーた」
「ん……」
「泣かないの」
湊が両方の親指で陽向の頬を伝う涙を拭う。
優しくされればされるほど、嬉しくてちょっぴり切なくて泣けてくる。
「ほらー。また泣いて…。…ったく、泣き虫」
そう言いながらも湊は優しく抱き締めてくれる。
「泣くなよ、陽向…」
「湊っ…っう…うぅ…」
「目、真っ赤になっちゃうぞ」
「明日休みだからいーもん…」
「腫れてひとえになるぞ」
「いーもんっ…」
止まらない涙で湊のパーカーをぐしょぐしょに濡らしてしまっている。
でも、そんなのどうでもよかった。
「陽向、風呂入ろ」
湊は陽向を強引に引き離すと、バスルームへと陽向を引きずり込んだ。
息を整える間もなく、甘くて深いキスをされる。
「んんぅ…」
「そんなに、俺の事好き?」
「大好き…」
「もっと言って」
「湊…大好き…」
「俺も…。大好き…陽向…」
湊の手が胸を弄り始める。
あっと言う間に服を脱がされる。
陽向も湊のパーカーを脱がせ、ベルトに手をかける。
その間も唇は塞がれたままだった。
「マジ積極的だね…」
クスッと笑った湊の顔にはからかいの色はなかった。
湊はジーパンを脱ぎ捨てバスルームに入ると、そそくさと陽向の身体を洗い、自分の身体も洗った。
湯船の淵に腰掛け、陽向の濡れた髪にキスをする。
「舐めて…」
陽向は無言でその言葉に従った。
最大に膨らんだそれを丁寧に舐め上げ、舌で刺激する。
時々漏れる、湊の色っぽい吐息が好き。
「もっと…奥まで…」
「んっ…ふ…」
「っあ……すげー気持ちい…」
どんどん大きくなるものを夢中で愛撫する。
卑猥な粘着質な音が、バスルームに響き渡る。
口から解放し、陽向は自ら湊に唇を重ねた。
湊もそれに応えてくれる。
「陽向…エッチしたい?」
唇を離さずに問われる。
「……」
「したいの?…言って?」
「…したい」
陽向は湊の首に腕を回してぎゅっと力を込めた。
「もっと…お願いして」
おでこがコツンと当たる。
「湊と…」
「俺と…なに?」
「湊とエッチしたい…」
陽向は顔を赤くして湊を見た。
触れるだけのキスをされる。
突然、身体を反転させられる。
「えっ!?…やっ!んぁぁ!」
湊は陽向の腰を掴み、後ろから思い切り突き上げた。
二週間振りの感覚に身体が過剰に反応する。
「湊っ!…あっ!いぁ…」
大きな手で乳房を揉みしだかれ、瞬く間に絶頂に導かれていく。
「は…あぁ……」
陽向は身体を震わせてバスルームの床にへたりと座り込んだ。
湊は陽向を軽々と抱き上げ、バスタオルで包むと、そのままベッドルームまで連れて行った。
さっと互いの身体を拭き、乳首を吸う。
「すっげ…ちょー立ってる」
湊は嬉しそうに言うと、乳首を甘噛みして舌で転がし、もう片方を指先で刺激した。
陽向の身体がピクンとなる。
「お尻こっち向けて」
陽向を抱き起こして腰を掴むと、湊は濡れそぼった秘部に舌を這わせた。
「あぁ…んっ…」
目の前にある肉棒を握り締め、激しく扱く。
先端から先走りが滲み出る。
それを舐めとり、全体を唾液で濡らす。
口の中に入れ、息ができなくなるくらい夢中で愛撫する。
「は…ぁ…」
クリトリスを刺激され、中に指が入り込んでくる。
陽向は興奮しすぎて、気付いたら自ら腰を動かしていた。
湊の舌が離れる。
ベッドに押し倒され、深い口づけを交わす。
舌が耳に移動してくる。
ゾクゾクする感覚に、陽向は湊の腕をぎゅっと握った。
「エロ過ぎなんだけど…お前」
舌でなぞり上げながら湊は言った。
耳の中に舌が入り込む。
「あっ…」
「入れるよ」
湊がそう言った瞬間、身体の中心に重苦しい感覚が駆け巡った。
「あぁぅ!」
「んっ…あ…」
湊は最初から激しく突き上げ、甘い、蕩けるような声を漏らした。
「陽向…」
その声で呼ばれるだけで、頭がおかしくなってしまいそうだ。
涙が次々と溢れ出てくる…。
湊は泣き腫らした陽向の瞼に優しくキスをした。
「大好きだよ、陽向…」
息を切らした湊は、陽向を抱き締めて甘く囁いた。
「んっ…んっ…湊っ…」
大好きだよ…湊…。
好きで、好きで、好き過ぎて、切なくなってくる。
シーツの上に投げ出された空っぽの手のひらに、湊の指が絡む。
ぎゅっと強く握り締めてくれる。
「っあ…」
「湊っ…イっちゃうよ…」
小さな声で呟くと、湊は再び耳の中に舌を入れ「イきな」と言った。
鳥肌が立つほど色っぽい声…。
耳を激しく舐めまわされる。
「はぁぁっ…ダメ…それ、やだっ…」
「嫌じゃねーだろ…気持ちいいんだろ?」
「き…気持ちい……あぅ…」
中が湊をぎゅうぎゅうと締め付ける。
舌が耳から白い首筋に移動する。
その部分をきつく吸われる。
「あぁっ…んっ…あっ…」
陽向が身体を震わせて絶頂を迎えた数分後、湊も後に続いた。


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