ファストフード・3-3
「…ぅん…ぁあ…ぅんん…」
クリトリスとビラビラを撫で回していると、おまんこの中から、どんどん愛液が溢れてきてアケミの太ももの方に垂れ零れていく。やっぱり、よく濡れる体質の娘みたいだった。
おまんこの縁をなぞってゆっくりと指を奥の方へ進ませていく。中のヒダヒダが呼び込むように指に絡んでニュルニュルと蠢いているのがよくわかった。コノおまんこに出し入れしているところを想像してすっかり昂ってしまったオレは、ギンッと、ちんこを一段と硬くしていった。
「…ぁはぁぁ…ぃい…ぃいぃぃ…」
営業用のリップサービスなのは判っている筈なのに、この娘の反応を見ていると、そういう気がしなくなってしまう。不可思議な感覚に包まれたまま、オレは次第に我を忘れていった。
「このまま出しちゃいますかぁ? んふふっ」
タレ気味の目を見詰めながらオレが頷くと、アケミは唇をすぼめて、上下運動のスピードを速くしていった。口の中で舌先がアタマの部分を弄くりまくっている。サオを締めつけながら滑る唇の柔らかな刺激と粘膜を舐め回す舌先のコリコリとした感触の挟み撃ちに遭って、オレのちんこはヒクヒクと天にも上るような愉悦に震えた。快感を貪るように自然に腰が動いてしまう。
「お客さん、いっぱい出してくださいね。んふふっ」
アケミはそう言うと、ラストスパートに入った。右手でサオを上下に擦りながら、唇の締めつけを強めていく。尿道口を突っついていた舌先を、カリに沿ってグリグリと這わせた。あまりの快感に、オレは堪らなくなってだらしなく喘いだ。ぅあ、ぅぁあああああ!!
アケミは、ちんこの先からどくどくと溢れ出す液体を残らず口の中に受け止めてくれた。余韻に浸りながら、オレはちょっと感動してしまった。こんなに気持ちよかったのに半額でいいんかい? すっかりハマってしまったのはオレの方だったかもしれない……。
「また、来てくださいねー。んふふっ」
× × ×
「先輩、どーだったスか?」
「どうって?」
「カワイイ娘、来たんスか?」
「んー、けっこう可愛いかったかもなぁ」
「へぇ、そりゃ、どんな感じの?」
「そうだな……丸顔小顔、ちょっとツリ目で……」
「……ツリ目?」
「ちょっとキツい口調の娘だったが。あれ? どしたの? お前?」
「いや、何でも……」
「お前の方はどうだったんだよ?」
「あ、オレっスか?」
「オレの方は……こっちも丸顔小顔なんスけど、ちょっとタレ目……」
「……タレ目?」
「やたらと甘ったるい話し方で。あと、左目の下にホクロが……」
「ホクロ!? ひょっとして唇の右横にもあったか?」
「ありました、ありました」
「……」
「ソレはそうと、先輩、そっちの娘の名前、何て言ってたスか?」
「名前か? アケミだってさ。もちろん別人なんだが、笑っちゃうよな?」
「え!? こっちの娘もアケミって言ってたスよ!!」
「あン? 妙な偶然もあるもんだと思ってたが、お前の方まで?」
「うーん、コレって何なんスかねぇ……」
『……!!』
♪ ダダッダッダッダー I'm loving it !!
――ファストフード・了
勝手ながら今回で、短編集『悪戯〜いたずら〜』は完結と致します。皆さま、長らくご愛読いただきまして有り難うございました(作者)。