リビドー-6
『いやあっ! 来ないで!!』
身動きの取れない彼女は、絶望の眼差しをこちらに向け、激しく首を横に振り続ける。
何とかこの拘束から逃れようと、もがき続ける彼女の手首は、皮が剥けてうっすら血が滲んでいた。
廃墟には、俺と壬生柚香の二人だけ。
雲一つない夜空からは優しい月明かりが差し込み、俺達をほんのり照らし出す。
俺は壬生柚香のツルツルの髪の毛を無造作にむしり掴んで、そのぷっくらした唇を奪った。
『んんっ……!』
歯の一つ一つをなぞっていき、舌の裏側をそっと撫でてやると彼女の眉間に一層深いシワが刻まれた。
お前は誰か――例えば恋人とか、片想いの男とか、どこぞのヒーローが――きっと助けに来てくれると、淡い期待を抱いているかもしれない。
でも、それは漫画とかテレビの中の話であって、実際は都合よく誰かが助けに来るわけねえだろう?
俺のくだらねえ妄想の方がよっぽどリアルだぜ。
俺は赤黒くそそり立ったぺニスをゆっくり上下に動かしながら、なおも壬生柚香を犯すシーンを描いていた。
ジーンズのポケットから出したのは、バタフライナイフ。
俺はその切っ先を使って、器用に柚香のブラウスのボタンを一つ一つ弾いていく。
ボタンが床に落ちる乾いた音が響く度に、柚香のブラジャーがゆっくり現れ出した。
『結構おっぱいでかいんだな』
俺はニヤニヤしながらナイフの先端を、彼女の喉元から谷間へと、ツーッとなぞっていった。
『や……めて……くだ……さい』
ナイフの先端がブラジャーのフロントに差し掛かると、俺は一気にそこをナイフでかっ切った。
『ああっ!』
白くて豊かなバストが一気に顔を出すと、何とも艶のある声で彼女は鳴いた。
柚香の豊かな房は、その先端は綺麗なピンク色をしていて、今までヤった女の誰よりも 美しかった。
たまらず喉を鳴らし、吸い寄せられるように乳首を口に含んだ。
『ああんっ……あっ……ああ』
切ない声をあげる柚香をチラリと見上げると、頬を紅潮させて、苦しそうに眉間にシワを寄せていて、その表情がとても美しかった。