第四章 淑女墜落-17
「大村さん、どうしましょうかね? まずはこちらの三人に遊ばせますかな?」
張元の言葉に、大村は大きく頷いた。
「せっかく来てもらったんだ、そうしましょう。奥さん、日頃お世話になっている店主たちなんだから、しっかりと精を絞り取ってやんなさい」
美優は、大村の言葉に驚愕した。
ただでさえ、この世の終わり状態に陥っているのだ。これ以上の恥辱は生きていく力さえ失いかねない。
「ま、待ってください! もう、もうこれ以上は堪忍してください!」
必死にかぶりを振って哀願した。
「奥さん、冗談言ってるんですか? そんなに濡らしておいて、おあづけ食らったら奥さん自身が辛いでしょうに。田所さん、出番ですよ」
大村から不意に振られた田所が、ハッとしたように眼を大きく開いた。
そして、淫獣の色をありありと滲ませた眼でじっとりと淫らな美体を見つめながら、ハアハアと息を荒げながら前へ進み出た。
「ああっ……た、田所さん」
潤んだ眼に映る田所が、顔を真っ赤にさせて近づいてくる。
美優は、困惑する自身の中にハッキリと変質的な情欲を感じ取った。
股間に向かって伸びてくる手に、秘芯が情けないほど熱く疼きたっていく。
私は、この三人を欲している―――
そう認めざるを得ない感覚、情感に、ふっくらとした唇がおのずと卑猥に開いた。
「ああ、はああぁぁ……」
田所の長い指が、ヌラついた陰唇をヌルリと下から上へなぞった。
それだけで勝手に腰がヒクついてしまう。
「お、奥さん、柔らけえ……それに、とんでもなくイヤらしい感触だ」
田所が、今度は二本の指で撫で上げる。
二度、三度……ヌルリ、ヌルリ、と次第にその動きを早くしていき、徐々に中指を陰唇の中へと食い込ませていく。
「あっ……はあっ……あ、ああっ」
指に合わせ、美唇から溢れてくる快楽に墜ちた声。
田所は、夢中になって美優の陰部を弄りまわした。
「ゲンさん」
背後から美優のバストをこってりと揉み込んでいた張元が、ひょいひょいと源太郎に向かって手招きした。
鈍い源太郎だが、状況が状況だけに、さすがに張元の意図することが分かり得た。
小刻みに何度も首を縦に振り、そそくさと張元と場所を入れ替わる。