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露天温泉の豚姫
【フェチ/マニア 官能小説】

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湯治客案内-1

 峡谷割目温泉の管理小屋兼食堂は今日も暇だった。

管理人の中年男・剛田はいつものようにノートパソコンをいじって、自分が管理する温泉のホームページを更新していた。

村役場のサイトにある公式ページはともかく、剛田が勝手に作った裏ページの方が熱心に更新されている。

デブ専やデブ好きのマニアの間では話題となっているページだ。

かつてのデブ女のハメ撮りや温泉盗撮をメインにしていた頃より、割目温泉中心にリニューアルしてからは細々とながらもアクセス数を増やしていき、掲示板への書き込みも増加。

村役場の新米観光課職員である黒澤珠子が、サイトの専属モデルとしてデブマニアの人気者になっていた。

それまでの真っ裸でまんこ丸出しの入浴写真だけでなく、新たに撮った温泉紹介ムービーの評判がすこぶる良い。

最初に撮ったのは温泉マナーについてのムービーだった。

【タオルなどはお湯につけないでください、水着などの衣服を着用してお湯に入るのは禁止です】では、珠子がタオルを巻いて湯に浸かろうとしたり、ビキニ水着を着てお湯に浸かろうとすると、ブザーが鳴って画面にバッテンが表示される。

【温泉はマナーを守ってみんな裸で入りましょう】では、真っ裸の珠子が「よろしくご協力お願いします」と頭を下げて、お湯に入ってカメラに向かって手を振る。

もちろん、手を振るとデブの巨乳と腹がぶるんぶるん揺れるという演出も忘れていない。

他愛もないビデオだが、剛田にとっては結構手間暇をかけて作ったものだ。

そしてここが他の温泉紹介と違うところで、【峡谷割目温泉はその素晴らしさを多くの方に知ってもらいたいので、温泉エリア内での写真や動画撮影は他のお客様のご迷惑にならない限り大歓迎です】という独自ルールの紹介である。

さらに【峡谷割目温泉で撮った写真や動画は、本サイトはもちろんブログやツイッターなどに積極的な掲載をお願いします】と、温泉の縁に座った真っ裸の珠子がスマホやケータイやデジカメやビデオカメラをひとつずつ手にして紹介していく。

「萬郷村役場観光課の黒澤珠子もこの峡谷割目温泉が大好きでちょくちょくお湯に入りに来ます。もし見かけたらお気軽に話しかけてください。温泉のご案内もできますし、記念の写真や動画撮影も喜んでご協力いたします」

縁に立ち上がった珠子が深々とお辞儀をしてそのまましゃがみ込み、M字開脚でカメラに向かって手を振り、だんだんズームアップされるのは短い毛で隠しもしない割れ目から飛び出した巨クリと肥大ビラ。

掲示板には「これで抜いた」「デブ萌え」「珠子なら何発でも発射できる」「デカクリとグロビラしゃぶりたい」などなどの下品な書き込みがいっぱいレスされていた。

最近、珠子はこのサイトをいつでも見られるようにスマホに変えたばかりで、書き込みを見ながらオナをするのが日課になっていた。

また、実際に温泉を訪れた客が撮った珠子の写真も、少しずつアップされるようになってきた。

問い合わせのメールも多いのだが、いかんせん片田舎のひなびた村なのでそうそう出かけてくる物好きはよっぽどのマニアでもない限り爆発的に増えるわけでもない。

写真の入れ替えや書き込みのチェックを終えた剛田は、いつものメールチェックを1通ずつ丁寧に目を通す。

いたずらやひやかしも多く、また無理難題をふっかけてくる人もいるが、返事ができる場合はきちんとメールを書いて返してもいる。

そんなメールの中から1通の問い合わせが目についた。

[お忙しいところを失礼いたします。今月末にそちらの地方に出張することになりました。ちょっと回り道をすれば帰りに萬郷村に寄って、峡谷割目温泉を楽しむことができるかもしれません。そこでつかぬ事をお伺いいたしますが、萬郷村役場観光課の黒澤珠子さんはその日の午後に入浴に訪れるでしょうか? せっかくなので、ホームページでおなじみの黒澤さんにお会いしてみたいと希望しています。このようなぶしつけな質問にお答えいただけるのかもわかりませんが、よろしくお願いします]

一読した剛田は、ニヤニヤドスケベな笑みを浮かべて、早速返事を書き始めた。

[メールありがとうございます。私は萬郷村の峡谷割目温泉の管理人を務めます剛田と申します。早速ですが質問にお答えします。御来村の時刻は萬郷村観光課の黒澤珠子さんは公務中だとは思われますが、各温泉周りの外回りも多く温泉ご利用のお客様のご案内と言うことでしたら峡谷割目温泉にも寄ってもらえると思います。当日の到着時間が判明したら黒澤さんに伝えますので、お会いできるようとりはかれます。萬郷村への御来村と峡谷割目温泉への来場を心からお待ちしております]

メールを送信し終わった剛田はさっそく村役場の観光課に電話をした。

「あ、もしもし、割目温泉の剛田です、どもです。黒澤さんいますか?」

「はい、黒澤です。なになに、剛田さん、なんっすか?」

「いや、メールが来てな。東京のサラリーマンが、今月末の出張の帰りに割目温泉来たいってよ。黒澤さんに会いたいからって、どや」

「え? あ! ほんと? うれしいっす。サイト見た人っすか? 大丈夫、うん、楽しみ」

「じゃぁ、何時に来るかわかったら知らせるから、その日はお願い、よろしくな」

こうやってメールで問い合わせしてから来る観光客もごくたまにいるようだ。

ここのところ湯治の老夫婦ぐらいしか温泉に来なかったので、問い合わせがあっただけでも珠子はうれしそう。

剛田と珠子の関係は恋人でもなければ愛人でもないしセフレでもない、月イチの生中出し肉便器であることは続いているが、互いにそれ以外のプライベートは全く関知しない。

割目温泉に関することだけは、お互い共通の変態楽しみということなのだろう。



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