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『STRIKE!!』
【スポーツ 官能小説】

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『SWING UP!!』第11話-64


 ぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅっ!

「ひぃっ、ひぐあっ、あぅああぁああぁぁっっ!」
 だから、埋め込んだ指を殊更強く動かすのを、隼人はやめられなくなった。響に遠慮なく、“おかしく”なってほしかった。
「にぃにぃ、おかしくなるっ……ひびき、ウ*チの穴で……ウ*チのでる穴で、おかしくなっちゃうよぉっ……!」
「ああ、いいぜ。思う存分、おかしくなってくれ……」
「き、きらいになっちゃ、やだよっ……ひびきのこと、ヘンタイだって、きらいにならないでっ……!」
「バカだな……」

 ぐにゅぐにゅぐにゅぐにゅ、ぐにゅるっ!!

「ひいいあああぁあぁぁぁぁぁぁ!!」
「俺の“カンチョー”を食らって、こんなに可愛い声をあげる響なんだぞ……キライに、なるもんかよ……」
 直腸に埋め込んだ指の動きを、いよいよ覚醒させて、隼人は響を、遥か高みまで連れて行こうと決めた。
「遠慮すんな。もっと、おかしくなっちまえ」

 ぐにゅっ、ぐにゅるっ、ぐにゅぐにゅぐにゅ!!

「あっ、あっ、あ、ああ、いやぁっ、いやあぁああぁぁあぁぁぁぁぁ!!!」
 びくびくびくっ、と響の腰が跳ね上がった。隼人の指を、根元から食いちぎってしまわんばかりに、その“肛門(ア*ス)”がきつく締め上がる。
 手のひらに当たっている“溝”の部分から、ヌルヌルでベトベトしたものが、たっぷり滲み出してきた。
「! ! !」
 明らかな絶頂反応を、響の身体は起こしていた。
「く、は、あっ……はぁっ、はぁっ、はぁっ……!」
 硬直と弛緩を繰り返して、響は、己の身体を駆け巡る愉悦の電流に悶えている。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
 ややあって、その呼吸が静かなものになってきた。
「………」
 初めて、目の前で見せた痴態だっただけに、響は恥ずかしくて隼人の顔を見られない。それも、“肛門(ア*ス)”を弄られての結果という、おそらくは尋常ではない達し方をしてしまったから、尚更である。
「響、可愛かったぞ」
 隼人としては、そんな響を厭う気持ちは当然なく、むしろ、自分の指使いで昇天してくれた響の姿を見られたことに、かなり満足を覚えていた。
「ん、あっ……」
 “肛門(ア*ス)”に埋め込んでいた指を引き抜く瞬間、響の声に一瞬の艶が生まれた。その部分から、何かを排出するのは、本能を満たす行為でもあり、思わずそれに反応したのだろう。
「………」
 引き抜いた中指を、隼人は見つめる。響の体内深くに収まっていたこともあってか、湯気でも立ちそうなほど、熱くぬめった感触が、指全体を包んでいた。
 くん、と鼻を鳴らして、その匂いを嗅いでみる。埋め込んでいた場所が場所だけに、無意識のまま隼人は、そんなアクションをとっていた。
(ふむ……さすがに)
 想像していた通りの、かなり刺激的な匂いが、隼人の鼻腔を満たした。だが、それが響が発した匂いだと思うと、不思議と嫌悪は感じなかった。
 もしもそれで、響のことをからかおうものなら、多分、彼女は泣いてしまうと思ったので、そっぽを向いている隙に、枕元に置いていた布巾で、その指を無造作に拭う。
「響」
 そして、両手で響の肩を、優しく抱いた。
「好きだぞ…」
 恥ずかしげにそっぽを向いたままの響の頬に顔を寄せると、唇で、熱くなっているその頬に何度も口づけた。
「ん、にぃにぃ……」
 くすぐったそうに、響の身体が揺れた。
「あの、な……」
 耳元に、そのまま囁きかける。
「もう少し、後にって考えてたが…」
「……?」
「響の操、いま、もらっていいか?」
「………」
 顔は横に向いたまま、逡巡を込めた沈黙が少しだけ生まれる。
「いい、よ、にぃにぃ……ひびきのこと、ぜんぶ……にぃにぃに、あげる……」
 だが、ようやく正面を向いてくれた響は、顔を紅く染めながら、上目遣いながらも確かに隼人を見つめて、そう応えてもくれた。
「ありがとうな、響……ありがたく、もらうからな……」
「ん……にぃにぃ……んん……」
 答をくれたその愛らしい唇を、まずは優しく塞いで、胸に溢れる情愛の念を、隼人は響に、余すことなく注ぎ込んでいた…。


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