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レイプ犯 湯島武史
【レイプ 官能小説】

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成長した獲物-7

 車は暫く走る。そしてあるビルの裏手に停まる。
 「ほら、降りろ!」
体を掴まれたまま無理矢理歩かされる2人は階段を登りビルの一室に連れ込まれた。
 「ほらよ!」
目と口を解放される。
 「な、何よあなた達は!?」
全員覆面をしている。しかも数えきれない程の人数だ。
 「俺達は、今、世間を騒がしている覆面レイパーさ。知ってるだろ?」
 「ま、まさか…あの…?な、何で私達が狙われなきゃならないの…!?」
 「レイプされる女はたいていそう思うもんさ。フフフ」
不気味な集団に恐怖を感じる。周りを見ると1人だけ覆面をしていない男がいる事に気づいた。
 「あ、湯島!?あんたもさらわれたの!?あんたはトロいから捕まるのよ!湯島、男なら何とかしなさいよ!こいつらを何とかして!!」
武史に向かって叫ぶ。
 「…」
下を向いてしまう武史にもえはイライラする。
 「湯島!ねぇ!?この根性なし!!」
怒りを露わにするもえ。
 「フフフ…」
武史は下を向いたまま笑い始める。
 「何笑ってんのよ!!」
 「うるせぇよ、バ〜カ」
 「な、何ですって!?」
湯島に馬鹿扱いされ頭に血が登る。しかし武史がゆっくりと顔を上げると、怒りは驚きに変わる。
 「ゆ、湯島…?」
打って変わっての鋭い視線と不気味な笑み。物凄い威圧感だ。背筋がゾクッとする。
 「ちっとは大人になって女らしくなったかなと思えば、全然変わってねぇなぁ、馬鹿女どもは。」
 「な、何よ…?」
見かけはさっきと変わらないが、ガラッと雰囲気が変わる。
 「ったく、こんなオタク姿して恥ずかしいったらありゃしないよ。おい、ディップ!」
 「はい!」
武史はディップを受け取り髪をオールバックにする。
 「これが本当の俺さ?」
イメージは特命係員長だ。不敵な笑みを浮かべて2人を見つめた。
 「…」
しかし2人の様子が微妙だ。武史は鏡を見る。
 (あ…ダセェ…)
どんなに髪型をキメても、クマちゃん柄のトレーナーが全てを台無しにしていた。恥ずかしさを押し殺す。再び二人の正面を向く。
 「ふんっ!!」
自らクマちゃんトレーナーを引き破る。
 「!?」
今度こそ2人は、その鋼のような上半身に衝撃を受けた。
 「俺こそが、この覆面レイパー集団のリーダーさ?」
 「ま、まさか…!?湯島が…?」
1人の覆面男がいきがる。
 「おい!神に向かって呼び捨てとは何だ!!」
宥める武史。
 「まぁまぁ。昔みたいに呼び捨てにできるのも今の内だ。フフフ」
あまりの変貌ぶりに2人は戸惑う。


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