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リアルすぎる夢
【コメディ 官能小説】

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リアルすぎる夢-3

僕はローマの大浴場のような広い浴場に裸でいた。だが、周りには人はいない。大小さまざまな湯船がある。1uくらいのものから6コースのプールくらいのものまであった。
温泉のようであり、泉質も透明なものから濁ったもの、硫黄の匂いがするものや、炭酸の泡が出るものと様々だった。
熱くて長く入っていれないようなのから、ぬるすぎて風邪をひきそうな湯。何十種類もさまざまな温泉が続いていた。
あたりは湯気に覆われていてはっきりは見えないが人工的な壁はなく、岩風呂のようにあちこち岩だらけの世界だった。それでも露天風呂ではないようで、天井はかなり高いところにあるらしい。
するとどこからともなく歌声が聞こえて来た。女の子の声だ。僕はここが夢の世界だとそのとき気づいた。僕はそこに近づいて行くと大きな滝が見えた。それはお湯の滝で歌声はその滝の裏側から聞こえてくるのだ。
僕は滝を通り抜けて行った。その時滝が僕の股間に当たって気持ちよくなった。
滝の裏側は大きな空間があって、そこに歌の主がいた。
女の子は後ろを向いて立っていた。白い背中に濡れた長い黒髪が垂れていて、ウエストのくびれからヒップの広がりへのラインが白い陶磁器を連想させて美しい。
歌はどこかで聞いたような歌だが、どうしても歌詞が聞き取れない。僕は彼女に後ろから近づくと抱きついた。ペニスがお尻にぶつかったが、上を向いたまま彼女の尾てい骨に貼り付いた形になった。
「だ……誰?」
後姿の彼女は驚いて言った。
「僕だよ、アニムスだよ」
そう言えばわかると思ったら相手の反応は違った。
「外国人?」
「何言ってるんだよ。学食で言ってたじゃないか」
「学食? 学生なの?」
「良いから、つべこべ言わずに僕と合体しよう!それが君の自己実現になって、次のステージに進めるんだよ」
「なに? ゲームの話し? あら何これ?」
彼女はお尻をもぞもぞさせた。僕はペニスに手を添えて後ろから彼女の股間に挿し込もうとした。
「あっ、ちょっと待って。いやいやいやだ」
「布団の世界で会った僕だよ。あの続きを君もしたかったんだろう?」
「なになに? しらないよ。お母さん、助けてぇ!」
もしかすると、これはノリッペという女学生じゃなくて、ただの夢なのか?
それだったらこれは僕の心の中の勝手な妄想の夢ってことになる。拒まれながら力で犯して行く、そういうパターンなのかなって。
だからもうなんの気兼ねもなく、僕は挿入した。夢の中だから妊娠もないし、誰も傷つけない。こんな自由な世界は他にはない!
夢の中なので僕はペニスを太く長く固くなれと心で願った。するとビックンビックンと僕のペニスは脈打って膨れ上がり、スリコギのように大きくなって行った。
「きゃーっ、破けるぅ!」
「大丈夫夢だから破けないよ」
僕はそう言いながら散々腰を使って背後から突きまくった。夢の中の女の子もだんだん感じて来てよがり声を出すようになった。
そしてフィニッシュが近づいたので、体位を変えて対面位にした。そのとき女の子の顔を見た。もちろん夢の中のキャラだからノリッペという女学生の顔ではなかった。
まあ、夢の中の顔は自分が勝手に想像した顔なんだろうから、どこかで見たような感じで仕上がっていた。
夢の中で最後まで『逝く』というのは珍しいが、今回はリアルに最後まで逝った。
夢の中の彼女も痙攣をするくらい……。

僕は痙攣して目覚めた。夢だったんだ。いやそれは途中から気づいていた。
「どうしたのカオル! こんなところに倒れて?」
突然、下宿のおばさんの声がドアの外に聞こえた。カオルって確か下宿の中学生の娘だ。
僕はドアを開けるとカオルという女の子がドアの前に倒れていておばさんが抱き起こしている。そばにはお盆に載せたケーキがつぶれてひっくり返っていた。
おばさんは僕の顔を見ると言った。
「あら、小林さん。あなたにケーキを食べてもらおうと思ってカオルに持たせたんだけど、なかなか戻って来ないから様子を見に来たらこの状態なの? これ、カオル!」
するとカオルは目を覚ました。おばさんと僕の顔を見比べてから目から涙をぽろぽろと出した。そして僕を指さして言った。
「お母さん、小林さんが私を無理矢理犯したんだよ」
「「ええっ?!」」僕とおばさんは同時に声を出した。
僕はカオルの顔を見た。今見た夢の女の子の顔と同じ顔だった。
「どうしてくれるんです? 小林さん。責任はとってくれるんでしょうね」
おばさんは僕を睨んだ。カオルも僕を睨んだ。ええっ??? ゆ……夢なのに。




「小林のお兄さん、起きてよ」
僕は耳元で女の子の声を聞いて目が覚めた。下宿の娘のカオルが枕元でお盆を手にして座っている。
「おいしいケーキをもらったから、食べてって。うちのお母さんが」
僕の目の高さにカオルの膝があって、そこから股間が見えるので思わずドキッした。
だが、いけない。いけない。
おいしいケーキは1個だけにしておかないと。

        完   


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