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リアルすぎる夢
【コメディ 官能小説】

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リアルすぎる夢-1


気がついたら、僕は布団だらけの世界にいた。地平線の彼方までずっと布団があった。
畳んで積み上げられている布団とか、普通に敷かれた布団とかがたくさんあるんだ。

誰も使っていないような新品同様の良い匂いのする布団から、湿っぽい垢じみた布団までさまざまな布団が混じり合っていた。一体この世界はなんなんだ?

そしてよく見ると、果てしなく続いている布団の世界は蚊帳のようなもので小さく区切られていた。そう、あるときは4畳半くらいの広さに。あるときは20畳くらいの広さにといった具合だった。

そして全体の空間は体育館のような高い天井に覆われていた。けれども不思議なことにどこにも壁は見えなかった。ところどころ太い柱が聳えているだけだった。

僕は思った。これだけ布団があるのだから、人間もいるだろうと。

僕は自分が寝ていた布団から抜け出して人間を捜そうとした。

とりあえず今いる場所から見渡した限りでは人の姿は確認できない。だからもっと範囲を広げて人間をさがさなければならないと思ったのだ。

ところがそのとき、僕がいる蚊帳の外の方で悲鳴が聞こえた。女の子の悲鳴だ。
そして荒々しい男の声が聞こえた。

『こんなところにまだ隠れていたのか』
『連れて行け。今日の生贄にしよう』
『お願いです。助けて下さい。なんでもしますから』
『じゃあ、生贄になってくれ』
『そ……そんなあ……きゃあぁぁぁ』

なんか穏やかでないというか、恐ろしい会話を聞いてしまった。
僕は布団から布団へ中を潜りながら、見つからないように移動した。

そのとき大きな布団が現れた。羽毛布団のように柔らかな掛け布団があって、それがサーカスのテントのように巨大なんだ。
ぱっくり開いた入り口は洞窟のようになっていて僕は匍匐前進しながら奥に進んで行った。すると暗闇で誰かの頭に頭をゴツンとぶつけてしまった。

「痛てててて……」僕は頭を押さえた。
「いったぁぁい!」相手は女の子の声を出した。
僕は両手で相手の頭を触った。髪の毛が長い。でも声と髪だけで女の子かどうかわからない。
僕は相手が僕と同じく匍匐前進しているので胸の辺りに両手を差し込んだ。すると乳房の膨らみがあった。
「あっ……何してるの?」そう言いながら相手は僕の頭を触った。その次に僕の胸を触って来た。
「お……女か? 本当に女か?」僕はそう言うと相手の股間に手をやった。やっぱりあれがない!
「男? 男なの?」向こうもそう言うと僕の股間を触って来た。すると僕のあそこはムクムクムクと大きくなった。
「きゃっ……やっぱり男だ」そう言いながら相手は手を離そうとしない。
だから僕も手を離さずに股間をまさぐった。どうやらミニスカートを履いているらしい。
僕はショーツの上から割れ目を指で辿りながら言った。
「やっぱり女だ。チンチンがない」僕は当たり前のことを言いながら触り続ける。
すると僕の指が湿って来た。
これってもう挿入準備OKの状態じゃあ……と僕は思った。


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